• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2006 Fiscal Year Annual Research Report

情動とストレス反応性の脳科学

Research Project

Project/Area Number 18500203
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

飯高 哲也  名古屋大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (70324366)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 定藤 規弘  生理学研究所, 大脳皮質機能研究系, 教授 (00273003)
Keywords機能的磁気共鳴画像 / 脳賦活検査 / 扁桃体 / 灰白質 / 多文化研究 / 顔認知 / 遺伝子多型 / セロトニン
Research Abstract

機能的磁気共鳴画像(fMRI)を用いた、情動とストレス脆弱性に関わる脳賦活検査の実験パラダイムを作成した。ここでは顔認知課題に音声による嫌悪条件付けを行う課題を採用した。予備実験として皮膚電気反応(SCR)を測定した結果では、条件付けされた刺激と条件付けされていない刺激の間でSCRが有意に異なっていた。これを元に課題を発展させて、馴化期、学習期、消去期からなるfMRI実験のための実験プログラムを作成した。次いで生理学研究所に導入されている3T-MRI装置を用いて、数名の予備実験を行った。そのデータを解析したところ期待していた結果が得られたため、現在はさらに被験者を募って実験を進めている所である。また同時に被験者からは採血のうえ、遺伝子多型の検査も行っている。
健常者の中には、不安や抑うつになりやすい性格傾向として損害回避という要素がある。これはTemperament and Character Inventoryという質問紙で測定することが一般的である。この手法を用いて健常者の損害回避得点を算出し、高解像度頭部MRIで計測される灰白質体積との相関関係を調べた。Voxel-based morphometryを用いた解析では、損害回避傾向の高い人は扁桃体の一部の体積が増大していることがわかった。この結果はBrain Research,1125;85-93,2006として発表した。
最後に情動とストレスに関連した脳活動が日本人、米国白人、米国在住日本人などの間で相違があるかどうか検討する国際共同研究を開始した。米国のNorthwestern大学心理学講師のJoan Chiao博士が来日し、fMRI実験の予備実験を行った。まず日本と米国のMRI装置で同じ被験者と同じ課題を行い、同様の結果が得られるかどうかを検証した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Volume of left amygdala subregion predicted temperamental trait of harm avoidance in female young subjects. A voxel-based morphometry study2006

    • Author(s)
      Iidaka T, Matsumoto A, et al.
    • Journal Title

      Brain Research 1125

      Pages: 85-93

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi