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2008 Fiscal Year Annual Research Report

卓球一流選手における打球直前の動作修正時のスイング様式

Research Project

Project/Area Number 18500474
Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

吉田 和人  Shizuoka University, 教育学部, 教授 (80191576)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉山 康司  静岡大学, 教育学部, 准教授 (10206443)
村越 真  静岡大学, 教育学部, 教授 (30210032)
Keywords卓球 / 動作修正 / スイング / 視覚制御 / ラケットの動き / 上肢の動き / 筋活動 / 内観
Research Abstract

本研究は,卓球一流選手を対象に,フォアハンドによるドライブ打法(肩関節の水平屈曲・水平伸展が顕著な大きなスイング)とフリック打法(手関節の屈曲・伸展や内転・外転が顕著な小さなスイング)における,瞬時の動作修正時のスイング様式を検討しようというものであった.検討課題は,以下の2点であった.
1) 各打法における,打球直前のイレギュラーバウンドへの対応時のラケットの動き,ボールの動き,上肢の動き,上肢の筋活動,および選手の内観と,それらの相互関係
2) スイングの大きさと,瞬時の修正動作の力学的特性との関係
3年計画の最終年にあたる本年度は,これまでに収集したデータから,フォアハンドドライブ打法を対象に各種分析を行なった.さらに,それらの結果について,フォアハンドフリック打法に関する前年度までの結果と比較検討した.
フォアハンドによるドライブ打法とフリック打法において,イレギュラーバウンドに対応した打球直前の動作修正時には,1)スイングの方向を変更する,2)肘関節の屈曲・伸展によりスイングの大きさを変更する,3)肩関節周りのスイングを減速し,前腕の回内・回外によりラケット面の向きを変更する,4)上肢の動きは大きく変更せず,膝の屈曲などによりスイングの軌道を変更する,などが観察された.2種類の打法間での比較から,瞬時の動作修正については,その難易がスイングの大小などと関連していると考えられた.卓球選手は,イレギュラーバウンドを知覚した時点から打球までの時間を見積り,遂行中の打球動作の力学的特性との関係から,状況に応じた動作修正を行なっていると推察された.

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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