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2007 Fiscal Year Annual Research Report

スポーツ選手の喫煙が短時間最大運動及び回復期の自律神経調節能に及ぼす影

Research Project

Project/Area Number 18500508
Research InstitutionUniversity of Toyama

Principal Investigator

橋爪 和夫  University of Toyama, 福山大学・人間発達科学部, 教授 (80189472)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山地 啓司  新潟医療福祉大学, 健康科学部, 教授 (50012571)
Keywords喫煙 / スポーツ / 自律神経調節能 / 短時間最大運動
Research Abstract

1.本研究の目的は,喫煙が短時間最大作業時及びその回復期に及ぼす影響を自律神経系の調節機能の観点から明らかにすることであった.
2.喫煙習慣のある男子大学生5名(21.2歳,身長172cm,体重70kg)と喫煙習慣のない男子大学生4名(21.8歳,身長173cm,体重68kg)の被験者について報告する.被験者は朝8時に朝食を摂り,10時にタバコを1本喫煙して自転車での無酸素的最大パワー作業を行った。被験者は,体重の7.5%のキロポン負荷(約4KP)で10秒間の最大作業,2分間の安静休息,約6KPで10秒間の最大作業,2分間の安静休息,約7KPで10秒間の最大作業とその後の安静休息をした.右手薬指先端より採血した血液により血糖値と乳酸値を測定した。心電図から自律神経系活性解析システム(大日本製薬)により心拍数とRR間隔変動高周波成分HF(0.15-2.0Hz)を求めた.さらに,左人さし指に装着したパルスオキシメーターにより酸素飽和度を測定した.実験中は連続的に酸素摂取量と二酸化炭素排出量を計測した.
3。喫煙者と非喫煙者で統計的に有意差(p<0.05)が認められたのは、最大運動前の軽運動(1KP)前後の血糖値であった。その他のパラメータの結果において有意差は認められなかった。しかしながら、喫煙者は短時間逆運動の直後や回復期において喫煙を欲しなかった。この間に喫煙者・非喫煙者とわず、欲したい飲料物はスポーツ飲料や乳飲料でなくて水であった。
4.短時間激運動からみた喫煙の明確な悪影響は導き出すことができなかった。このことから、喫煙の影響を明らかにするためには、運動強度の水準を再検討することが示唆された。すなわち、運動前と回復期の自律神経系の調節能と喫煙習慣との関連性を検討する必要性が惹起された。

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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