2006 Fiscal Year Annual Research Report
健康寿命を見据えての若年女性における冷え性の実態と生活習慣の検討
Project/Area Number |
18500557
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
土屋 基 Juntendo University, スポーツ健康科学部, 助教授 (80053346)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 勝彦 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教授 (70053254)
井上 忠夫 順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教授 (30053250)
樋口 和洋 信州短期大学, ライフマネージメント学科, 助教授 (80269612)
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Keywords | 冷え性 / 生活習慣 / 自覚的身体状況 / 精神状況 / 若年女性 / 女子中学生 / 女子高校生 / 女子学生 |
Research Abstract |
【研究の目的】 近年わが国において健康寿命延長と少子化対策が検討されている中、本研究はそれらに繋がる基礎的研究として位置づけ、女子の中学生から大学生に至る若年女性を対象に「冷え性」という愁訴を入り口に、若年女性のQOL向上のための健康教育を展開する上での資料を得ることを目的として企画した。 【本年度の研究実績】 本研究が「冷え性」という愁訴を扱う関係上、調査は最も「冷え」を感じると予想される冬季を過ごした後の暖かくなる直前の時期を限定して一斉に実施したいと考えた。従って、今年度4月以降12月までの間は、これまでの行ってきた調査結果の検討と文献に基づく資料収集に努め、調査内容の検討を重ねると共に調査フィールドの開拓に努めてきた。9月に共同研究者が一堂に会し、調査内容の検討ならびに共同研究者各自が交渉してきたフィールド確保の状況を報告し、今年度の2月から3月にかけての時期に調査を実施する事を確認した。 12月に調査票の原案が出来上がり、1月中旬に再び共同研究者が集まり、調査の最終の打ち合わせを行った。その結果、対象校には長野県内で中学校5校、高等学校5校、大学及び専門学校2校、また千葉・神奈川の両県で中学校10校、高等学校4校、大学及び専門学校5校に調査依頼できる事が確認された。 2月に調査用マークシートが完成し、同時に各学校に調査マークシートを配布した。届け出た計画では、今年度中にデータ整理からデータ集計、分析作業を進める予定であった。しかし年度末の慌しい時期で学校によっては調査時期を遅らせざるを得ないところも出てきており、現在回収作業を進めている。現在の見通しでは、年内度内には回収が終了し、データ整理、コーデイング作業が終了する見込みである。以上のように若干の遅れがあるものの、現状では中学生約2100人、高校生約2500人、大学・専門学校学生約1000人、合計約5600人のデータが確保できる見込みである。 【今後の計画】 今後はデータ入力から集計作業を来年度早々に実施し、データ解析を行ない、届け出た計画の通りに秋の学会には一部の分析結果を報告し、論文作成へと作業を進める予定である。
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