2006 Fiscal Year Annual Research Report
モバイル学習環境を活用した実験・観察型の数理教育の有効性に関する実証的研究
Project/Area Number |
18500684
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kanazawa Technical College |
Principal Investigator |
佐伯 昭彦 金沢工業高等専門学校, 一般教科, 教授 (60167418)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土田 理 鹿児島大学, 教育学部, 教授 (10217325)
氏家 亮子 金沢工業高等専門学校, 一般教科, 助教授 (30280382)
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Keywords | 科学教育 / 教育工学 / モバイル学習環境 / 数学的モデリング / 数学教育 |
Research Abstract |
本研究の目的は,モバイル学習環境を活用した実験・観察型の数理教材を開発し,その教育的有効性を実際の授業で明らかにすることである.本研究で開発するモバイル学習環境は,携帯情報端末としてPDA,さらに,PDAに接続するデータ収集機としてLabProと各種センサー(申請設備3台)で構成されている.これにより,データ収集機を活用した実験・観察中に,インターネットを介して収集したデータと画像等を送信・蓄積可能となり,しかも,実験中に情報検索・収集による調べ学習,さらに,遠隔地にいる生徒との協調学習も可能となる. 平成18年度の研究では,「だれでもがどこでも必要な時に使える学習支援ツール」を備えたモバイル学習環境を開発用PC(申請設備1台)で構築した.本システムでは,実験中に何時でも何処でも使える特徴があるため,生徒が必要に応じてこれらの多機能を簡易に操作できるユーザー・インターフェースのシステム構築が今後の課題となった.さらに,モバイル学習環境を活用した実験・観察型の数理教材の開発に関しては,申請者らがこれまで開発したハンドヘルド・テクノロジーを活用した数学と物理との総合学習の教材をモバイル学習環境の特徴を活かすように改良を行ったが,モバイル学習環境の特徴を活かした新しい教材開発は今後の課題となった.最後に,モバイル学習環境を用いた授業の評価方法についての研究に関しては,上記のシステム開発と教材改良に時間がかかったため,今年度は研究できなかったので平成19年度の課題となった.
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Research Products
(1 results)