2006 Fiscal Year Annual Research Report
プログラミング演習を軸とした情報教育を支援するための演習環境の開発に関する研究
Project/Area Number |
18500719
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
松浦 敏雄 大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 教授 (40127296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西田 知博 大阪学院大学, 情報学部, 講師 (00283820)
石橋 勇人 大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 助教授 (70212925)
安倍 広多 大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 助教授 (40291603)
吉田 智子 京都ノートルダム女子大学, 人間文化学部, 助教授 (60329977)
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Keywords | プログラミング入門 / プログラミング教育 / コンピュータリテラシー / DNCL |
Research Abstract |
情報教育においてコンピュータとは何かを理解しておくことは重要であり、特に、プログラミングの体験を通してこそ、コンピュータへの理解が深められる。我々は、このようなプログラミングの体験を容易にかつ短時間で習得できるような、プログラミングの入門教育用ツールPENを開発した。PENはプログラミングの初学者向けの環境(ツール)であり、プログラミング言語として大学入試センター試験で使用されているDNCLを備えており、ほとんど予備知識なく読むことが可能である。また、入力支援機能や動作観察機能などを有しているので、プログラム作成も比較的容易にできる。 本年度の研究では、PENに対して、図形描画機能、ファイル入出力機能、関数定義機能の設計・実装を行った。また、初学者支援機能として、キーワードの揺らぎへの対応(キーワードを多少間違えても警告してくれる機能等)を行い、初学者への支援を強化した。さらに、これらの機能の有効性およびPEN自身の有効性を検証するために、大阪市立大学、京都ノートルダム女子大学、大阪学院大学および大阪大学において、実験授業を実施した。その結果、多くの初学者に好評であり、有効性を確認できた。特に、大阪大学での授業では、JavaScriptを用いた授業と比較することができ、PENを用いた授業の方が、JavaScriptでの授業よりも学生のプログラミングの理解度が高いことを示唆する結果が得られた。
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Research Products
(5 results)