2007 Fiscal Year Annual Research Report
多様な授業形態に応じたマルチメディア教材作成の基礎的研究
Project/Area Number |
18500723
|
Research Institution | Sapporo International University |
Principal Investigator |
藤沢 法義 Sapporo International University, 現代社会学部, 教授 (40254726)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅村 匡史 札幌国際大学, 現代社会学部, 教授 (30203590)
曽我 聰起 北海道文教大学, 外国語学部, 教授 (30279476)
|
Keywords | 教育学 / 教育工学 / ビデオ撮影 / マルチメディア教材 / 学習支援 |
Research Abstract |
昨年度の研究では、(1)授業映像撮影方法への影響要素による授業分類法の検討整理、(2)ワイヤレスマイクを利用した授業映像撮影法の有効性の検証、(3)編集作業無しでビデオカメラ2台撮影映像の「Picture in Picture」合成を可能にするSMILジェネレータの改良を実施した。ただし、授業中に教室内を広範囲に移動する教員をカメラマン無しで撮影する方法など、適用可能な授業形態範囲を拡大する課題を残した。 今年度は、先ず授業担当教員一人で撮影できる授業形態範囲拡大のために市販の自動追尾撮影用機材能力を評価した。その結果、超音波送信器の方向にパン動作する雲台の性能に良好な結果を得た。ただし、被写体である教員の動作によってはパン動作が不適切になるため授業中の教員が適宜自身の動作で対応する必要があることも判明した。それらを撮影上のノウハウ集として整理した。次に、安価・簡便に授業映像を編集してインターネット配信する手段・方法について検討を加えた。Podcastを利用したビデオ配信環境が整備され盛んに利用されている現状とモバイル機器を学習機材として利用できる可能性を重視し、授業ビデオ映像をPodcast配信する手段・方法・作業量などの実証試験を実施した。結果、省力化可能なビデオカメラ映像ファイル保存形式やファイルコンバータ、映像編集ソフト、Podcast配信支援ソフトなどの組合せを推奨した。 OCWやiTunes Uなど授業映像の組織的公開とは別に、本研究結果を利用して多くの教員が手軽に自身の授業映像を学習支援やFDに活用することで、マルチメディアコンテンツがより豊富になると期待できる。ただし、今年度の研究では、利用者拡大とそのフィードバック対応が今後の課題として残された。
|
Research Products
(1 results)