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2006 Fiscal Year Annual Research Report

社会システムとしてのロボットのデザイン

Research Project

Project/Area Number 18500735
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionMusashi Institute of Technology

Principal Investigator

小池 星多  武蔵工業大学, 環境情報学部, 助教授 (70307370)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上野 直樹  武蔵工業大学, 環境情報学部, 教授 (40124177)
Keywordsロボット / アクターネットワーク / 社会システム / フィールドワーク / 状況的学習論 / ドイツ
Research Abstract

東京都内の幼稚園においてパーソナルロボットを持ち込み、パーソナルロボットを取り巻く、幼稚園児、教員、父母などの幼稚園のコミュニティのエスノグラフィックな調査を行った。エスノグラフィックな調査では、以下のことがわかった。(1)パーソナルロボットへのアクセスの問題 パーソナルロボットは従来、オペレータが音声認識などで操作し、園児、教員などに見せていたが、彼らにとってパーソナルロボットはブラックボックスであった。今年度は、教員や、園児がコントローラーで直接ロボットを操作できるようにすることで、園児、教員からは、パーソナルロボットについての要望や使用方法のアイデアが出やすくなった。パーソナルロボットのアクセスの敷居を低くすることで、コミュニティにとってロボットを自分たちの活動に取り込む事ができた。(2)パーソナルロボットの活動の変容とコミュニティの変化 本研究者らは、園児、ロボット開発者がいっしょにロボットのデザインを行うワークショップを開催したり、父母の要望から園児とロボットを記録したビデオのDVDを制作して父母に貸与したりした。そのことで、コミュニティのパーソナルロボットへの関心は強まり、コミュニティからの要望で、パーソナルロボットの幼稚園内での活動も変容していった。絶えずパーソナルロボットを取り巻く人間や、人工物のネットワークが、関係者の関心や、活動によって再構築され、維持されるのである。今年度の研究成果は、2007年3月、アメリカ人工知能学会で発表された。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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