2007 Fiscal Year Annual Research Report
社会基盤施設被害の相関を考慮した海上物流地震防災ネットワーク戦略の評価手法構築
Project/Area Number |
18510167
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Research Institution | National Institute for Land and Infrastructure Management |
Principal Investigator |
柴崎 隆一 National Institute for Land and Infrastructure Management, 港湾研究部, 主任研究官 (50323514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一井 康二 広島大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (70371771)
家田 仁 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90168089)
渡部 富博 東京大学, 大学院・工学系研究科, 室長 (10356040)
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Keywords | 災害リスク評価 / 地震災害 / 港湾施設 / ネットワーク / 被害相関 / 広域被害 |
Research Abstract |
(1)昨年度構築した隣接するケーソン間の相対変位を評価する手法に引き続き、施設と断層との位置関係による相関性の評価、および断層の破壊過程による相関性の評価手法を構築した.施設と断層とめ位置関係による相関性の評価においては,施設同士の距離が近いほど施設同士の被災確率には強い相関があることが示された.また、断層の破壊過程による相関性の評価では、アスペリティや破壊開始点の違いによって被災確率に影響を及ぼすことが示した.これらのモデルを広島港の施設に適用し、相関性を考慮した場合としない場合とで施設の同時被災確率が明らかに異なることを確認した. (2)平常時の予測を目的とした国際物流モデルを用いて昨年度実施した被災時シミュレーションの試算では、あまりリーズナブルな結果を得ることができなかったため、被災時の評価が可能となるように既存モデルのさらなる改良を行い、被災時のシミュレーションを再度実施した.
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