2008 Fiscal Year Annual Research Report
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18520032
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| Research Institution | Gifu University |
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Principal Investigator |
坂内 栄夫 Gifu University, 教育学部, 教授 (90225780)
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| Keywords | 中国哲学 / 道教 / 褝仏教 / TEI |
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| Research Abstract |
本年度は、研究の三年度にあたる。よって、必要な設備資料等はほぼ収集することができた。よって、今年度はデータベースを作成する対象予定の心性思想文献を選定し、それに対してTElによるXMLマークアップを開始した。その結果、一応完成のめどを立てる事ができた。そこで、データベース構築に向けて同時に、個人的に京都大学漢字情報研究センターに出向き、同センター守岡知彦助教より、データベース構築のために必要と考えられる専門的知識の供与をうけつつ、具体的な情報処理知識の習得につとめている。具体的にはXEmacs-ChiseをプラットホームとするElisp言語による漢字情報処理技術である。この技術によりすべての文字情報の表示を可能にすることができ、Chiseデータベースにより漢字情報を効率的に管理することができる。よって、本年度は、引き続き専門的知識の供与を受けつつ、実際にデータベース構築に向けての作業を行う予定である。
今回このデータベース構築ではまだプロトタイプ的な段階に止まる可能性が高いが、それでもデータベース完成の際には、古典文献読解の成果である典拠の究明や語彙の確定について、効率的に再利用できるようになる道が開かれると考えられる。
なお、研究成果として『秘書監致仕呂府君墓誌銘并序』をめぐって」(「中國思想史研究」24號京都大学中国哲学史研究会2009年3月刊行予定現在未刊)を執筆した。併せて、本年度中にデータベース作成対象となる『百丈広録』に関する研究論文を公表する予定である。
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