Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊原 久裕 九州大学, 芸術工学研究科, 准教授 (20193633)
西村 美香 明星大学, 造形芸術学部, 准教授 (60352928)
山本 政幸 多摩美術大学, 美術学部, 准教授 (80304145)
井田 靖子 (菅 靖子) 津田塾大学, 学芸学部, 准教授 (20312910)
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Research Abstract |
研究代表者の井口壽乃は,研究成果を一般公開するために<グラフィックデザイン1930:版画,写真,タイポグラフィ,アイソタイプ>展(富士ゼロックス、アート、スペース,2007年10月〜2008年1月)を企画・構成した。同時に研究協力者のジェレミー、エンズレイ教授(王立美術大学院,英国)を招聘し,シンポジウム「越境のグラフィズム:1930」(六本木ミッドタウン,2007年11月3日)を開催した。あわせて論文集『グラフィックデザイン1930:版画,写真,タイポグラフィ,アイソタイプ』(展覧会カタログ)を刊行し,4名の分担者に加え,ジェレミー、エンズレイ教授の研究論文も収録した。さらに,チェコスロヴァキアにおける1930年代に関する研究を「仮説的電工建築にみるチェコ、アヴァンギャルドのデザイン:ペシャーネクのライト、キネティック広告からクレイツァルの1937年パリ万博パヴィリオンまで」としてまとめた。(『デザイン史学』第6号,デザイン史学研究会,2008年6月末刊行予定掲載決定) 分担者の伊原久裕は,アイソタイプに関する研究「Otto Neurath's Atlas"Society and Economy":Contents,Design,and Context」を国際デザイン会議(2007年11月,香港工科大学)にて発表した。 分担者の山本正幸は,ロンドンのセントプライド印刷図書館,V&A博物館,およびディッチリング美術館でモダン・タイポグラフィに関する調査をおこない,国際タイポグラフィ学会にて研究成果「Measuring Harmony of Type Mixture:Sanserif Typefaces in Japanese Typography」(ブライトン大学・英国)を発表した。 分担者の菅靖子は,イギリスのモダニズムとデザインに関する研究「両大戦間期イギリスにみる「絵画的」な写真ポスター」を日本デザイン学会第54回研究発表大会(2007年6月,静岡芸術文化大学)において口頭発表し,さらに単著『モダニズムとデザイン戦略:イギリスの広報政策』(ブリュッケ,2008年2月)として刊行した。
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