2008 Fiscal Year Annual Research Report
モダニズム期の印刷メディアとグラフィックデザインの越境に関する国際比較研究
Project/Area Number |
18520079
|
Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
井口 壽乃 Saitama University, 教養学部, 教授 (00305814)
|
Keywords | モダニズム / グラフィックデザイン / 情報デザイン / 印刷技術 / タイポグラフィ / 写真 / 広告 |
Research Abstract |
平成20年度は前年度の反省を踏まえ、フランスにおけるデザイン運動と比較検討するために、広告研究の吉田紀子(中央大学・准教授)を招聰し、ワークショップを行った。(吉田紀子「両大戦間期フランスのポスターをめぐる広告業と現代芸術家連盟」7月31日、倶楽部21号館、東京)さらに、両大戦間期にフランスと密接な関係にあったチェコスロヴァ・キアの1930年代のデザイン運動め研究をまとめ、「仮設的電光建築にみるチェコ・アヴァンギャルドのデザイン-ペシャーネクのライト・キネティック広告からクレイツァルの1937パリ万博パヴィリオンまで」(『デザイン史学』第6号)、および国際デザイン史デザイン学会議ICDS20080SAKA にて報告した。("Czechoslovak Avant-garde Design asConstruction: The Czechoslovak Pavilion at the International Exhibition of Art andTechnology in Modern Life, Paris,1937.")さらに、本研究テーマに掲げた「芸術家の越境による「地域性」がいかに「国際性」に変容したかについては、元バウハウスの学生でスロベニア構成主義芸術家アウグスト・チェルニゴイを事例研究にどりあげ、リュブリャーナ演劇博物館、および建築博物館の所蔵品調査を実施した。その研究成果は'Avant-garde Designbeyond the border:Slovene Constructivist Avgust C ernigoj'として国際デザイン学会IASDR(2009年10月ソウル大会)で研究発表の予定である。(審査済)
|
Research Products
(3 results)