2009 Fiscal Year Annual Research Report
前2-1千年紀における北西セム語の等語線の再画定:GISによる言語地理学的研究
Project/Area Number |
18520292
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
池田 潤 University of Tsukuba, 大学院・人文社会科学研究科, 教授 (60288850)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乾 秀行 山口大学, 人文学部, 准教授 (10241754)
竹内 茂夫 京都産業大学, 文化学部, 准教授 (60268092)
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Keywords | 言語学 / 言語地理学 / 北西セム語 / 言語地図 / GIS |
Research Abstract |
●池田(研究代表者)がアマルナ語のデータに、竹内(研究分担者)がカナン語・アラム語のデータにXMLでマークアップする作業を続けた。 ●上記の作業と並行して、研究代表者の池田と研究分担者の竹内が言語データの分析を進め、12月6日に開催された西アジア言語研究会において、池田が前2千年紀の地図と前1千年紀の地図を通時的に連動させる試みとして「GISを用いたアマルナ語の言語地理学的分析(2):定動詞として用いられる不定詞絶対形」という口頭発表をおこなった。 ●筑波一般言語学研究会の学術雑誌『一般言語学論叢』に池田の口頭発表を「GISを用いたアマルナ書簡の言語地理学的研究(2):定形動詞として用いられる不定詞」という論文として出版した。 ●3月1-2日にイスラエル国テル・アビブ大学のShlomo Izre'el教授を交えて、International Workshop on Afroasiatic Languagesを筑波大学にて開催した。基調講演2本(Izre'el教授と池田)、口頭発表6本(竹内による招待講演を含む)および討論をすべて英語で実施し、主な論文を掲載した英文のプロシーディングズを作成した。 ●3月18-19日にIzre'el教授の前で4年間の研究成果を報告し、レヴューを受けた。また、Izre'el教授が関連する講演を行い、レヴューと講演に対して謝金を支払った。 ●いくつかの技術的な問題のため、地図作成プログラムを公開できる段階にはないが、研究成果を竹内のウェブサイトを通じて公開し、成果報告書に代えた。
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Research Products
(4 results)