2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18520310
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山下 仁 大阪大学, 言語文化研究科, 助教授 (70243128)
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Keywords | 社会言語学 / 敬意表現 / ポライトネス |
Research Abstract |
平成18年度は、研究計画に記した予定に従い、これまでの研究成果をまとめ、9月22日、ドイツのミュンスターで行われた第37回の応用言語学会(37. Jahrestagung der Gesellschaft fur Angewandte Linguistik - Westfalische Wilhelms-Universitat Munster)の社会言語学のセクションにおいて、「日本語の標準語化における敬語の役割」("Die Rolle der Hoflichkeitsformen bei der Standardisierung der japanischen Sprache")という内容の研究発表を行い、セクションの参加者と意見交換を行った。また、デュースブルク大学のアモン教授に本学会にて招待講演を行ったコンラート・エーリヒ教授を紹介して頂き、その招待講演の内容である「グローバリゼーションと言語学」について議論した。その議論とも関連づけ、学会で発表した内容もふまえてまとめたのが「グローバリゼーションと敬語研究」という論文であり、これは現在『ことばと社会』第10号に投稿中である。 また、これまでに活字となったものとしては、渡辺学(編)『ニューメディアに映じたドイツ語の最前線』(2006年 日本独文学会研究叢書046号)における「ドイツ語メーリングリストの特徴-呼びかけと結びのことばに関する社会言語学的考察」、そして、ましこひでのり編著『ことば/権力/差別』(2006年 三元社)において「ポライトネス研究における自明性の破壊にむけて」などが出版されている。これらの論文をもって、本年度の研究実績の概要としたい。
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Research Products
(3 results)