2008 Fiscal Year Annual Research Report
方言談話データベースを活用した表現法の変化に関する研究
Project/Area Number |
18520370
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Research Institution | The National Institute for Japanese Language |
Principal Investigator |
井上 文子 The National Institute for Japanese Language, 情報資料部門, グループ長 (90263186)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
熊谷 康雄 独立行政法人国立国語研究所, 情報資料部門, 部門長 (30215016)
熊谷 智子 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 主任研究員 (40207816)
三井 はるみ 独立行政法人国立国語研究所, 研究開発部門, 主任研究員 (50219672)
井上 優 独立行政法人国立国語研究所, 日本語教育基盤情報センター, グループ長 (30213177)
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Keywords | 国語学 / 談話資料 / 地域差 / 世代差 / 言語変化 |
Research Abstract |
平成20年度は,『全国方言談話データベース』の調査地点の中から,新規に談話を収録する地点として,福岡県北九州市八幡東区大蔵河内を選定し,高年層(70歳代)3名の談話,若年層(20歳代)3名の談話をそれぞれ90分程度収録した。あわせて,談話データを分析する際には非言語行動の重要性も高いため,会話の場面も録画した。 収録した音声・画像をもとに,談話を文字化し,共通語訳をつけ,高年層・若年層の方言談話資料をそれぞれ作成した。これらの言語データは,効率的に検索・加工が行えるよう,また,資料の劣化が生じないよう,電子データとしている。 基礎データとした『全国方言談話データベース』には,昭和56年に収録された福岡県北九州市八幡東区大蔵河内における明治34〜40年出生の話者の談話が含まれている。この方言談話に現れた表現法の記述と比較しながら,新規に収録した高年層談話・若年層談話に現れる表現法の特徴について,記述・比較・分析を試みた。「見かけの時間による変化」ではあるが,同一地点における三つの世代(約30〜50年間隔)の談話の比較を行うことによって,当該地域の経年的な変化の過程を探ることが可能である。 研究期間の最終年度にあたり,本研究課題により収集した資料および基礎データを用いた研究の成果を報告書として刊行した。
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Research Products
(1 results)