2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Contribution of Non-Literary Texts Such as Sixteenth to Twentieth-Century Diaries and Correspondence to History of English Research
Project/Area Number |
18520385
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
English linguistics
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
NAKAMURA Fujio Aichi Prefectural University, 文学部, 教授 (20149496)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 英語史 / 近・現代 / 日記・書簡 / 助動詞do / 進行形 |
Research Abstract |
英語史研究は、伝統的に文学作品の言語研究が中心であった。これに対し、申請者は、学生時分以来一貫して、1500-1950年に書かれた出版を意図されていない私的な日記・書簡資料の分析を通して英語の文法と語彙の歴史を正すことを研究課題としてきた。これらの資料は、言語変化の最前線を知る、語法の時代的欠落を補う、消滅したはずの語法が存続しているかどうかを探求する、未発見ないしは報告例がまれな語法を発掘する、語法に対する当時の生の証言を収集する上で貴重だからである。 そこで、本研究では、(a) InteLex 社から頒布されているCD-ROM データベース(PastMasters シリーズの16-20世紀書簡資料の中から申請者が予算に合わせて精選した資料が、1枚のCDに収められ販売される電子コーパス)から助動詞doと進行形の用例を収集し、書籍の形の日記・書簡150冊に基づいて調査してきたこれまでの研究結果をさらに補強すること、(b) 書籍資料と電子コーパスの両面からの比類なき大規模研究により、従来の英語史研究の欠落部分を補うこと、以って、(c) 遅れのみられる世界の後期近代英語の研究に、日本発の異彩を放つ研究を顕示すること、これら3点を研究課題に据えた。
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Research Products
(6 results)