2006 Fiscal Year Annual Research Report
多様な学習者のための実践的英語リスニング訓練法の行動分析学的研究
Project/Area Number |
18520440
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
東矢 光代 琉球大学, 法文学部, 助教授 (00295289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
眞邉 一近 日本大学, 大学院・総合社会情報研究科, 教授 (80209676)
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Keywords | 英語 / 行動分析 / リスニング / CALL / 学習心理学 / 語彙習得 / ディクテーション |
Research Abstract |
本研究では、パソコンによる英語リスニング訓練法の実証研究を行なうのに、行動分析学で用いられるシングルケースデザインの手法を用いることとしたため、従属変数の複数回測定が懸案となっていた。つまりリスニングのテストを繰り返していくと、それ自体が訓練として機能し、介入を行なわなくともテストの得点が向上するのでは、という懸念があった(1)。その解明と解決策の提案として、平成18年度前期には英語専攻の大学3年生2クラスを対象に、日本語による内容再生とディクテーションから構成されたリスニング小テストを、学期中7回および10回実施した。同時にTOEIC形式のリスニングテストを同じ参加者に実施し、そのデータを元にテストの信頼性と妥当性を検証した。この調査により、クラスのデータを標準化し、素点の代わりにZ得点を用いることで、複数テスト間の難易度に左右されず測定が出来ることが保障され、また各リスニング小テストとTOEICデータの有意な相関結果より、テストの信頼性と妥当性が検証された(2)。この結果にしたがい、平成18年度後期には、マルチベースラインデザインにより、訓練の実証実験に入った。訓練はパソコン上で、語彙を学習するセクションと、学習した語彙を英文中で素早く認識するセクションに分かれる。訓練ソフトは東矢(研究代浅者)が内容と構成をデザインし、眞邊(研究分担者)が作成した。データ収集は週2回の小テスト16回の測定と、開始時期をずらした被訓練者8名の訓練プログラムの使用をメインとし、事前・事後のストラテジー使用の質問紙調査、語彙知識テストなどを含む。またパソコン上には、英文中の語彙認職の反応時間を含む学習履歴が、ログとして残る仕組みになっている。データは全て、現在分析中である。なお(1)は今年度の研究発表欄参照、(2)は論文として印刷中である。
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Research Products
(1 results)