2006 Fiscal Year Annual Research Report
パラレルコーパス研究に基づいた英語教育用の携帯メールソフト開発
Project/Area Number |
18520456
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
マーク ケヴィンL. 明治大学, 政治経済学部, 教授 (30409429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中嶋 正夫 城西国際大学, メディア学部, 講師 (80337823)
三宅 和子 東洋大学, 文学部, 教授 (60259083)
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Keywords | 英語 / 教育学 / 言語学 / ソフトウエア開発効率化・安定化 |
Research Abstract |
2006年度は、以下のような言語データ収集と分析に必要なソフトウェアのインフラストラクチャを開発した。2007年度にはこのソフトを使い多様な状況下で集めた学習者データを分析する。 1)学習者による携帯電話利用の観察と分析 Windowsのモバイル・オペレーティング・システムが内蔵された携帯電話を学習者に渡し、日常的なさまざまなコミュニケーションに利用してもらった。利用実績と内容を記録し、若者の言語使用と英語学習の研究方法を検討した。 2)ソフトウェアの開発 学習者用にカスタマイズされたプログ・サーバを開発.使用できる状態にした。このプログ・サーバからは学生のライティングをデータベース化できる。このデータベースを使うことにより、学習者英語をナチュラルな英語に直してプログ・サーバへアップロードすることが可能になった。日本語、英語、学習者英語で書かれたセンテンスが同時に参照でき、学習者はネイティブ英語を瞬時に学習することが可能になる。研究者の視点からは、比較対照研究が可能になり、例えば、学習者英語とネイティブ英語を比較して一方のみに頻出する表現や単語を分析・考察することができる。 3)開発中のソフトウェア ブログの内容を携帯電話のワード機能で練習することのできるソフトウェアを開発している。2006年iPhoneが開発されてから、携帯電話のワード機能で英語学習をする可能性が拡張した。現在開発中のソフトウェアはその可能性をフルに活用できるものとなる。 4)若者の携帯電話利用の分析 日本人の若者の携帯電話、携帯メール利用をアンケート調査し、コミュニケーション内容や言語行動を分析、学会発表した。
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