2007 Fiscal Year Annual Research Report
スペイン領アフリカにおける「原住民」政策と植民地社会の変容
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18520554
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| Research Institution | Ibaraki University |
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Principal Investigator |
深澤 安博 Ibaraki University, 人文学部, 教授 (60136893)
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| Keywords | スペイン現代史 / アフリカ植民地 / 「原住民」政策 / モロッコ戦争 / リーフ戦争 / リーフ共和国 / アブドゥルカリーム |
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| Research Abstract |
1.スペインのアフリカ植民地統治と「原住民」政策に関するスペイン語・フランス語・英語文献を購入し、それらの研究成果を摂取した。
2.スペイン陸軍文書館(マドリード)にマイクロフィルムで所蔵されているモロッコ戦争関係文書、アフリカ植民地統治関係文書、「原住民」政策関係文書、リーフ戦争中に「友好モーロ人」から提供されたリーフ側についての報告文書などを閲覧した。また、関連テーマを研究しているスペイン陸軍文書館研究員と研究打ち合わせをおこなった。スペイン陸軍文書館に付設されている図書室の資料も閲覧した。
3.マドリード新聞資料館所蔵のスペインのアフリカ植民地統治関係文献を閲覧した。
4.スペイン国立図書館旧アフリカ資料室(マドリード)に所蔵されている資料(一部はマイクロフィルム)を閲覧した。
5.国内で関係文献が所蔵されている東京大学図書館で文献を閲覧した。
6.以上の文献・資料を使用して、「リーフ共和国」の成立、そのスペイン領諸部族との関係、経済状況、社会改革、独立のための交渉、「リーフ共和国」の指導者アブドゥルカリームの民族思想などについて明らかにした論文(「「リーフ共和国」-抵抗と新政治・社会への挑戦-」)を発表した。
7.以上のスペイン領アフリカ関係の文書館を紹介した論稿(「スペインのアフリカ植民地研究のための文書館」)を発表した。
8.スペイン陸軍文書館の資料と諸研究文献を使用して、「リーフ戦争からスペイン内戦へ-生存破壊のための空爆とその衝撃・記憶・謝罪-」のテーマで発表をおこなった。
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