2007 Fiscal Year Annual Research Report
戦後日本における「生活改善運動」の基礎的実証研究-農村と都市の比較史的考察
Project/Area Number |
18530258
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
大門 正克 Yokohama National University, 経済学部, 教授 (70152056)
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Keywords | 生活改善 / 農村生活 / 都市生活 / 新生活運動 / 家族計画 / 社会教育 / 生活改良普及事業 / 主婦 |
Research Abstract |
戦後日本における「生活改善運動」について、生活改良普及事業、新生活運動、家族計画、社会教育の4つの分野で調査・研究に取り組んだ2年目の研究実績は以下のようである。 (1)生活改良普及事業については、とくに府県レベルの調査を岩手県で進め、岩手県立図書館、東北農業研究センター、北上市立中央図書館、JA岩手学園などでの調査を終えて、分析に移った。また町村レベルについては、岩手県北上市和賀町藤根の農業改良グループの調査と和賀公民館、和賀図書館などでの関連調査を終えて、分析を進めている。 (2)新生活運動については、「あしたの日本を創る協会」に所蔵されている新生活運動協会の機関誌・雑誌の分析を進めている。 (3)家族計画については、長野県の飯田市立中央図書館に所蔵された家族計画の資料・文献について調査を進めている。 (4)社会教育・公良館については、神奈川県立図書館、神奈川県庁、神奈川県立公文書館など、神奈川県での調査をほぼ終えた。 (5)以上の調査・研究をふまえ、平成19年度においては、農村での聞き取りに関連した雑誌論文と、歴史研究の方法に関する単著を発表した。
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