2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18530289
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
須貝 栄 東京国際大学, 商学部, 教授 (40154439)
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Keywords | 異文化 / 相互接触 / リーダーシップ / 文化的価値 / チームワーク価値 / 外資系企業 |
Research Abstract |
平成18年度の研究計画は、(1)異文化間相互接触関連の先行研究文献資料集、(2)研究対象である在京外資系企業に詳しい外資系人材派遣企業との接触・情報収集、(3)相互接触型リーダーシップ実証研究のリサーチ・デザインの構築を目的としていた。研究計画に沿った研究実績は以下のとおりである。(1)先行研究文献資料収集は、現在も継続中であり、完全に目的達成されてない。マネジメントおよびその根幹にあるリーダーシップに関する異文化間相互接触先行研究は少数であり、コミュニケーションを中心とした先行研究が多数だからである。(2)外資系人材派遣企業との接触は、1社であるが、既に成功しており、目的達成された。その結果、在京外資系企業の概要(圧倒的に米国系外資企業が多い)・在日イギリス商工会議所役員への紹介・研究対象企業選出などの情報提供をして頂いた。(3)実証研究のリサーチ・デザイン構築のために、リサーチ・メソッド関連文献を収集して、質的調査および定量的調査のデザインを検討した。この過程において、ケンブリッジ大学Charles Hampden-Turner博士よりアドバイスを頂いて、調査デザインを構築したので、目的は達成された。すなわち、文化的価値に関して、インタビュー調査を先行して、その解釈に基づき質問紙を作成して、文化的価値の分極化を確認すると共に、リーダーシップに関するチームワーク価値を調査するという2段構えの調査デザインである。この調査デザインに基づき、調査参加企業の業務繁忙都合のために、平成18年度末に、インタビュー調査を行った。なお、インタビュー調査の分析は、平成19年度に持ち越された。また、研究費支出に関して、上記研究目的(1)・(3)を達成するために、文献資料収集を主とした物品費を支出した。最後に、本研究に先行する在英日系企業を研究対象とした研究発表を平成18年度において3論文発表した。
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Research Products
(3 results)