2006 Fiscal Year Annual Research Report
造形を通した美術教育の課題とカリキュラム編成方法、及び編成モデルの研究開発
Project/Area Number |
18530723
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
佐々木 達行 宮崎大学, 教育文化学部, 教授 (80381052)
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Keywords | 造形(美術科)教育理念 / 図工・美術科の教育課題 / カリキュラム構造 / 活動課題領域 / 活動内容領域 / 義務教育としての造形教育 / 授業構造 / 授業課題 |
Research Abstract |
1、成熟した社会を担う子どもたちにふさわしい新たな義務教育としての造形教育理念の構想。 義務教育としてすべての子どもたちに必要な図画工作・美術科の理念とあり方を考察、構想し、仮説をたてた。 2、義務教育としての新たな造形教育理念に基づいた教育課題、活動課題と授業課題の抽出。 仮説に基づいて、図画工作・美術科の教育課題6つの活動課題、それぞれの活動課題に対して具体的な授業課題を抽出し、それらをカテゴリーとしてまとめた。 3、教育課題と授業課題等を実現するための適切なカリキュラム構造の構築。 活動課題を骨格、構造としたカリキュラム構造論を仮設し、2006年9月の大学美術教育学会、新潟大会で「カリキュラムの構造と教育課題」テーマに口頭発表を行った。 4、新たなカリキュラムの骨格、構造を基にしたカリキュラム編成方法の確立。 仮説を立てた「活動課題を骨格、構造としたカリキュラム構造論」をもとに、カリキュラムの編成方法を考察する。具体的には、それぞれの活動課題を骨格とした活動課題領域を設定し、それらの領域に対する学年の配当を割合と活動内容に対する可能性の考察を行う。 5、新たな教育課題、活動課題と授業課題を達成するための教材開発と実践授業研究。 教材開発と実践授業研究を行うために、現職の教員による「カリキュラム編成モデル研究開発プロジェクト」チームを組織し、実践を依頼した(2006.11.1)以下は、組織メンバーである。 西村徳行(にしむらとくゆき)筑波大学附属小学校教諭/桐敷芳子(きりしきよしこ)東京都文京区立根津小学校教諭/内田佳代子(うちだかよこ)東京都目黒区立八雲小学校教諭/石賀直之(いしがなおゆき)横浜国立大学附属横浜小学校教諭/朝重久美子(ともしげくみこ)東京都葛飾区立小松南小学校教諭/山根淳一(やまねじゅんいち)埼玉大学教育学部附属小学校教諭/岩室美鈴(いわむろみすず)宮崎市立住吉中学校教諭
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Research Products
(2 results)