2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18560138
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Research Institution | Saga University |
Principal Investigator |
大野 信義 Saga University, 理工学部, 教授 (00039265)
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Keywords | 宇宙用潤滑油 / 宇宙用グリース / EHL / 転がり軸受 / 軸受寿命 / MAC / 815Z / PFPE |
Research Abstract |
1)宇宙用PFPE基油815Zとグリース601EFの転がり軸受寿命試験を行った結果、グリースに比べ基油が著しく短寿命となったが、その原因として基油の永久粘度低下に伴うHFガスの発生によることを明らかにした。また、宇宙用MAC系基油2001AとグリースR2000の転がり軸受寿命試験を行った結果、MAC系基油とグリースの軸受寿命はパラフィン系基油・グリースの軸受寿命の2倍に、PFPE基油グリースでは5倍以上になることが分かった。[STLE Annual Meeting, Philadelphia, USA(2007-5)] 2)基油815ZのEHL件下での一時的粘度低下は液体領域で、永久粘度低下は粘弾性固体領域、弾塑性固体領域で起こることを、面圧を変えての転がり軸受試験から明らかにした。[Tribology Online,2,2(2007)54] 3)基油815Zの4球摩耗試験において、弾塑性固体領域において著しい摩耗痕径の増大が認められた。したがって、815Zの粘度低下がEHL領域のみならず境界潤滑領域においても生じることを明らかにした。[機械材料・材料加工講演会、長岡市(2007-11)] 4)基油815ZはEHL条件下では液体領域で使用すべきである。
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Research Products
(14 results)
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[Presentation] 宇宙用潤滑剤の摩擦・摩耗特性2007
Author(s)
大野 信義
Organizer
日本機械学会第15回機械材料・材料加工技術講演会
Place of Presentation
長岡技術科学大学
Year and Date
2007-11-18
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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