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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ヒートアイランドが地域住民の環境意識や生活行動に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 18580022
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

柳井 重人  千葉大学, 大学院自然科学研究科, 助教授 (30241946)

Keywords都市計画・建築計画 / 人間生活環境 / 環境政策 / ヒートアイランド
Research Abstract

本研究の目的は,日常生活への影響(健康・快適性,生活行動,環境意識など)の観点から,(1)ヒートアイランドの実態把握と課題抽出,(2)ヒートアイランドによる環境影響・リスクの把握と対応する環境基準・目標の設定,(3)対策重点対策地区等の設定,(4)個別対策手法の適用可能性の検討という課題に対して,具体的で有用な知見を得ることである。
初年度にあたる今年度は,下記のとおり,研究を実施しそれぞれ成果を得た。
第一に,ヒートアイランドによる環境影響の把握に係わる研究事例,自治体で策定されているヒートアイランド対策計画を文献により把握する一方,計画やその推進の基本的な考え方等を先進的な取組を行っている自治体の担当者へのヒアリングにより把握した。
第二に,実地研究の対象地を千葉市とし,以下の研究を行った。まず,千葉市環境測定局における気象観測データ(気温・相対湿度・風向・風速)に基づき,真夏日日数,熱帯夜日数,最高温度35℃以上の酷暑日日数,不快指数80以上の時間数,風配図などにより,千葉市の気候の特性を把握した。また,夏季の日中および早朝において,自動車による移動観測を実施し,気温および相対湿度の分布を面的にとらえ,ヒートアイランド現象の実態を検討した。さらに,ランドサットデータを用いて地表面温度の把握を行った。一方,数値地図や現地踏査等をもとに,GIS(地理情報システム)を用いて,地形,水系,土地被覆,土地利用,海岸線からの距離や大規模緑地からの距離など,ヒートアイランドに影響を及ぼすと考えられる地域環境データを取得,整理した。
第三に,以上の結果を踏まえ,GISの利用,多変量解析等の手法の応用等により,上記のデータを統合的に解析しつつ,地域環境とヒートアイランドの実態との関連性,ヒートアイランドの特性に対応した地区区分・類型の検討を行った。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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