2006 Fiscal Year Annual Research Report
キハダマグロのフードシステム-缶詰用途と刺身用途の分岐点と持続的利用-
Project/Area Number |
18580232
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
山下 東子 明海大学, 経済学部, 教授 (50275822)
|
Keywords | 海洋資源 / 海洋利用 / 水産学 / 農業経済学 / マグロ / キハダ / フードシステム / 持続的利用 |
Research Abstract |
初年である本年は、研究実施計画に沿って次の研究を行った。 1.マグロ研究会の開催:5/21、12/17、12/18、2/22、2/23の5回、研究会を行った。講師は順に近畿大学の鳥居亨司博士研究員、フィリピン大学のエブリン・ベレッサ準教授、自然資源保全協会米澤邦男理事長、スリランカの大学講師で広島大学へ留学中のアチニ・デシルバ氏、WWF研究員の伊澤あらた博士である。会議費、講師謝金、旅費などを支出) 2.各国輸出入統計とFAO統計との間の不突合の検証:これまでに各国で収集してきた水産統計の整理を行った。(研究補助費を支出)。 3.文献研究:年度を通じて文献研究を行った。特に本年は年初からマグロ資源やマグロの地域管理機関をめぐる議論がメディアで多く取り上げられたため、業界紙のみならず一般紙や放送などの資料も収集した。(図書費を支出) 4.国内調査:近畿大学(5月)、沖縄県庁(9月)のセミナーに参加した。(旅費を支出)。都内ではOPRT(責任あるマグロ漁業推進機構)原田専務理事(12月)、ニチレイ経営企画室福井氏(2月)、イオン(株)南谷水産部長(2月)を訪問してマグロ資源、加工、MSCの取り組みなどについてヒヤリング調査した。 5.海外調査:マレーシア(1/3〜8)とタイ(3/7〜15)において調査を行った(旅費を支出)。旅程・訪問先については出張報告(記録)書に記載のとおりである。 6.研究成果発表:7月、英国ポーツマス大学で開催されたIIFET 2006(International Institute of Fisheries Economics and Trade 2006年度大会)、および同月、2006年度国際漁業研究会・東京海洋大学シンポジウムにおいて英語による報告をした。論文については11.研究発表欄に記載する。(旅費は明海大学補助金より支弁したが、原稿作成のためパソコンを購入)。
|
Research Products
(3 results)