2007 Fiscal Year Annual Research Report
キハダマグロのフードシステム-缶詰用途と刺身用途の分岐点と持続的利用-
Project/Area Number |
18580232
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
山下 東子 Meikai University, 経済学部, 教授 (50275822)
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Keywords | 海洋資源 / 海洋利用 / 水産学 / 農業経済学 / マグロ / キハダ / フードシステム / 持続的利用 |
Research Abstract |
2年目である本年は研究実施計画に沿って次の研究を行った。 1.マグロ研究会の開催:5/27、10/12、11/8、11/17の4回、研究会を行った。初回は打合せ、2、3回は水産庁広山氏、4回は東京経済大学除本氏よりヒヤリングを行った(会議費、謝金等は支出せず)。 2.各国輸出入統計とFAO統計との間の不突合の検証:FAO2005年統計のデータベースへの取り込み。特に本年度は、昨年マレーシア調査で入手した漁業統計の電子化、魚種名の照合とツナ缶詰の国際統計の整備を行った(研究補助費を支出)。 3.文献研究:年度を通じて文献研究を行った。特に本年は資源評価、トレーサビリティ、リスクマネジメントなどに関する学術文献およびマグロに関する一般書を収集し、講読した(図書費を支出)。 4.国内調査:宮城県気仙沼でマグロ混獲調査を行った(6月、旅費を支出)ほか、都内では中国水産関連のシンポジウム(8月、東京海洋大)、海洋法関係のシンポジウム(8月、海洋産業研)、漁業資源のシンポジウム(2月、GEIC)を聴講したほか、築地市場視察(10月、大都魚類)を行った。 5.海外調査:フィリピン(9/11-17)とインドネシア(3/2-9)において調査を行った(旅費を支出)。旅程・訪問先については出張報告(記録)書に記載のとおりである。インドネシア旅費がかさんだため、旅費予算額を上回った。 6.研究成果発表:11月17-18日、The Value Chain for Philippine Tuna Commodity:Recent Developments and Future Directions(Evelyn Bellezaと共同報告、英文)、11月26日、PARC(アジア太平洋研究資料センター)にて研究成果「フィリピン・マグロ産業のフードシステム」(単独報告)を報告した。論文については11。研究発表欄に記載する(原稿作成のためパソコン周辺機器、インク等を購入、データ作成謝金を支出)。
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Research Products
(5 results)