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2006 Fiscal Year Annual Research Report

骨髄間質由来幹細胞を用いた前立腺癌細胞の骨内増殖抑制の試み

Research Project

Project/Area Number 18590373
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

上原 久典  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究科, 助教授 (30263809)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 徹行  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究科, 助手 (00403692)
Keywords骨転移 / 前立腺癌 / 骨髄間質細胞
Research Abstract

1.骨髄間質由来幹細胞への遺伝子導入
マウスの骨髄間質細胞にGFP遺伝子の導入を試みたが、導入効率が低かったため、ラットの骨髄間質細胞で同様の検討を行ったところ、良好な結果が得られたため、そちらを用いることとした。
2.骨髄間質由来幹細胞の腫瘍部への特異的集簇の確認
ヌードマウス頚骨にPC3ヒト前立腺癌細胞を接種し、腫瘍が形成された時点で左心室、あるいは直接腫瘍部に蛍光色素でラベルした骨髄間質細胞を注入した。いずれの場合も腫瘍部への骨髄間質細胞の集簇が確認できたが、左心室からの注入では集簇する細胞数がかなり少なかった。
3.可溶型VEGF受容体-1(sVEGFR-1)による前立腺癌細胞の骨における増殖抑制効果の検討
sVEGFR-1によって前立腺癌細胞の骨における増殖が抑制されるかどうかを検討するためにPC3ヒト前立腺癌細胞にsVEGFR-1遺伝子を導入し、ヌードマウス頚骨に接種したところ、腫瘍細胞から分泌されたsVEGFR-1によると思われる腫瘍増殖と血管新生の抑制が認められた。ラット骨髄間質細胞へのsVEGFR-1遺伝子の導入とELIZAによる分泌の確認も終了しており、今後動物実験を行っていく。
4.Osteoprotegrin (OPG)による前立腺癌細胞の骨破壊の抑制効果の検討
OPGによって前立腺癌細胞の骨における増殖が抑制されるかどうかを検討するためにPC3ヒト前立腺癌細胞にOPG遺伝子を導入し、ヌードマウス頚骨に接種したところ、腫瘍細胞から分泌されたOPGによると思われる破骨細胞の減少と骨破壊の抑制が認められた。ラット骨髄間質細胞へのOPG遺伝子の導入とELIZAによる分泌の確認、およびOPG遺伝子を導入した細胞の上清による単球の破骨細胞への分化抑制効果の確認を終了しており、今後動物実験を行っていく。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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