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2007 Fiscal Year Annual Research Report

腸管外病原性大腸菌の新規予防戦略の構築を目指した病原解析モデルの確立

Research Project

Project/Area Number 18590442
Research InstitutionNational Institute of Infectious Diseases

Principal Investigator

大西 真  National Institute of Infectious Diseases, 細菌第一部, 室長 (10233214)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 周一  国立感染症研究所, 細菌第一部, 主任研究員 (80280767)
志牟 田健  国立感染症研究所, 細菌第一部, 研究員 (40370960)
山本 新吾  兵庫医科大学, 医学部, 助教授 (80322741)
Keywords病原性大腸菌 / 尿路感染症 / 競争的排除 / PFGE
Research Abstract

系統B2菌株の付着能の検討
腸管外病原性大腸菌を収集し系統解析を行うことで、系統B2大腸菌は8つのサブグループに分類できることを示した。これらのサブグループから代表菌株を選定し、各種培養細胞への付着能を検討した。その結果、T24,5637,HUVEC細胞に対する、付着能および侵入能に関して系統による明らかな相違は認められなかった。
また、alpha-methyl mannnose添加によって付着が抑制されることからType I繊毛が培養細胞への付着に重要であることが示唆された。
既知競争排除遺伝子の分布の検討
既知の競争排除に関わると考えられる遺伝子 cdiABのExPEC菌株での分布を検討した。B2-8菌株をはじめ、多様な菌株でcdiAB遺伝子の存在が確認された。cdiAB遺伝子をコードしているpathogenicity island(PAI)の存在を検討したところ、類似のPAIが系統を超えて分布していることが示された。
健常者ボランティア分便中の大腸菌の検討。
健常人ボランティアの分便中の大腸菌を定期的な検便を通して分離して、pulsed-field gel electrophoresis,PFGE解析および系統解析を行った。総計72回の検便をおこない、MaConkey培地を用いてそれぞれ12菌株を単離した。その中で、計586株の大腸菌が分離された。PFGEおよび系解析の結果、PFGEパターンが同一の系統B2菌株が数ヶ月間持続して分離されることが示された。しかしながら、cdiAB遺伝子を所有しない菌株や、系統B2菌株以外でも腸管内で持続して存在することも認められた。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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