2006 Fiscal Year Annual Research Report
蛍光変調検出法によるがんの高感度センチネルリンパ節生検法
Project/Area Number |
18591427
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
甘利 正和 東北大学, 病院, 助手 (50400312)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武田 元博 東北大学, 大学院工学研究科, 助教授 (10333808)
大内 憲明 東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90203710)
小林 正樹 東北工業大学, 工学部, 助教授 (90332981)
小林 芳男 東北大学, 大学院工学研究科, 助教授 (40250849)
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Keywords | センチネルリンパ節生検 / 蛍光計測 / がん |
Research Abstract |
がん手術におけるセンチネルリンパ節生検法は個々の患者の病期に合わせたテイラーメイドメディスンとして広く受け入れられつつあり、無駄なリンパ節郭清を省略できることから、今後がん手術の主流になると考えられる。現在センチネルリンパ節生検はRI法、色素法が主に行われている。RI法は体外診断が可能であるが使用施設が放射線障害防止法で規制され、すべての施設では行い得ない。また、色素法は簡便で直視下に観察できるが体外診断できないなど、それぞれ欠点がある。がん手術は多くの病院で行われており、すべての施設で使用可能な、高感度なセンチネルリンパ節生検法が求められている。今回我々はRIを用いない、しかも色素法に比べて高感度かつ体外からのセンチネルリンパ節生検を可能とした、高感度な蛍光計測法の開発を目標とした研究を行った。従来の蛍光計測法では深さ1cmに存在する蛍光色素の検出が技術的限界であった。今回我々は、こうした限界を打破すべく、超音波蛍光変調検出法(以下、本方法)の実用化を目的として、模擬生体における本方法の有用性を評価した。 本年は我々が開発した蛍光断層画像計測装置を用い、生体に近い光散乱特性を持つ媒体を模擬生体として用い、その深部にある蛍光色素の検出を試みた。その結果、20-30mmの深さにある蛍光色素を検出することに成功した。 この結果から、生体においても従来の検出法を上回る深度の蛍光色素を検出できる可能性が示唆された。
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Research Products
(1 results)