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2006 Fiscal Year Annual Research Report

Full Field型光干渉断層画像化法による網膜神経節細胞可視化の検証

Research Project

Project/Area Number 18591917
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

板谷 正紀  京都大学, 医学研究科, 講師 (70283687)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 辻川 明孝  京都大学, 医学研究科, 助手 (40402846)
尾島 知成  京都大学, 医学研究科, 助手 (00402834)
陳 建培  (財)山形県産業技術振興機構, 主任研究員 (80390988)
秋葉 正博  (財)山形県産業技術振興機構, 研究員 (90390989)
Keywords光干渉断層計 / 網膜神経節細胞 / 網膜神経線維
Research Abstract

Full field OCTの光源としてハロゲンランプを用い、フィルターにより中心波長を800〜830nmに設定し、波長幅を40nm,90nm,120nmの3条件を比較した。実験は、摘出豚眼を用いた系で行った。その結果、選択した中心波長で、網膜神経節細胞と網膜神経線維束と視神経乳頭篩状板が可視化された。網膜神経節細胞は、波長幅を40nmでも低反射な円形像として描出され、個々の細胞として識別可能であったが、波長幅を90nm,120nmと増やすにつれ、低反射な円形像のコントラストが増し、個々の細胞の識別がより容易になった。網膜神経線維束の描出に関しては、波長幅を40nmでは各線維束は不明瞭にしか描出されなかったが、120nmでは1本1本が識別可能なレベルに描出され、120nmが必要と考えられた。次に、臨床的に適切な画像視野を調べるために、300μmX300μm、500μmX500μm、850μmX850μm、1600μmX1600μmの画像視野を比較したところ、850μmX850μmで個々の神経節細胞が観察可能でありながら、十分な広い視野を確保できることがわかった。次に、CCDの画素数を検討した。256X256、500X500の2種類のCCDを用いた画像を評価した。これは画像視野とも関係する。256X256では、300μmX300μmの狭い画像視野では、1.11um/画素となり十分な画質を得たが、画像視野が850μmX850μmへ拡大すると画質の劣化を認めた。850μmX850μmの画像視野を500X500のCCDを用いて取得すると1画素あたりの相当する物理サイズは1.7μm/画素となり、個々の細胞や神経線維束が十分な画質で観察可能であった。以上の、検討より、臨床的に適切な条件として、光源の波長幅120nm、画像視野850μmX850μm、CCD画素数500X500が最良であることを確定できた。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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