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2006 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝子工学的手法を応用した難治性根尖性歯周炎症例の細菌侵襲の実態の解析

Research Project

Project/Area Number 18592092
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

松尾 敬志  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30173800)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中西 正  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (00217770)
湯本 浩通  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (60284303)
高橋 加奈子  徳島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (80403715)
高松 夏子  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (90403716)
吉田 佳子  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 教務員 (20243727)
Keywords根尖性歯周炎 / 難治症例 / 遺伝子増幅 / 細菌感染 / 特異的遺伝子配列
Research Abstract

難治性根尖性歯周炎と診断された歯牙の根管内細菌叢について遺伝子レベルで解析する事を第一段階の目的として、数種の細菌及び真菌に特異的な遺伝子配列を有するprimer pairを用いてPCRを行い、遺伝子レベルで病原体の検出を行った。サンプルとしては、臨床的に難治性根尖性歯周炎と診断された歯牙の根管内に貼薬された綿栓を用いた。これにより同一根管内の治療経過による菌叢の変化を解析する事が可能となり、治療毎にサンプルを回収して解析を行い、検出された細菌種と臨床的根管内所見(腐敗臭や浸出液の有無等)との関連性を調べた。その結果、根管内に腐敗臭や浸出液を認めた症例では、P.gingivalisが検出された。この事は、培養した同菌種の有する独特の腐敗様の臭いと関連している事が考えられた。また難治性根尖性歯周炎に関連すると示唆されているEnterococcus faecalisも検出された。加えて、細菌のみならず真菌であるCandida albicansも菌糸・酵母型として共に検出された。このように根管治療中においても様々な菌種が根管内に残存している事が示された。現在・難治性根尖性歯周炎により治癒せず予後不良症例として抜歯に至った歯牙を用いて、Micro-CT法により根管の形態(側枝等)を観察し、さらには走査型電子顕微鏡を用いて根管内のみならず根尖孔外の状況(Biofilmの形成状態等)を形態学的に観察中である。さらに歯牙切片を作成し、根尖孔外に残存する細菌の分布状況に加えて、遺伝子・免疫学的に菌種の同定を行い、その細菌感染部位の炎症性病変に発現している炎症性マーカー(サイトカイン等)の検出・解析を試みている。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 培養歯髄細胞におけるPattern Recognition Receptor(PRR)の発現と機能解析2006

    • Author(s)
      平尾 功治 他
    • Journal Title

      日本歯科保存学雑誌 49・春季特別号

      Pages: 84-84

  • [Journal Article] カテキンが歯髄由来線維芽細胞の炎症性サイトカインおよび接着分子の発現誘導に与える影響2006

    • Author(s)
      向井 佳代 他
    • Journal Title

      日本歯科保存学雑誌 49・春季特別号

      Pages: 39-39

  • [Journal Article] う蝕関連細菌が歯髄細胞における自然免疫応答に及ぼす影響2006

    • Author(s)
      平尾 功治 他
    • Journal Title

      日本歯科保存学雑誌 49・春季特別号

      Pages: 173-173

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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