2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18592292
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
梁 洪淵 鶴見大学, 歯学部, 助手 (10298268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 一郎 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)
森戸 光彦 鶴見大学, 歯学部, 教授 (30089429)
美島 健二 鶴見大学, 歯学部, 助教授 (50275343)
井上 裕子 鶴見大学, 歯学部, 講師 (50367306)
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Keywords | アンチエイジング / 咬合力 / 唾液 / ホルモン / 骨密度 / 筋力 / CPI / 酸化ストレス |
Research Abstract |
口腔の老化度の指標を確立する目的に、下記に記載する抗加齢医学に基づいた全身の老化度検査と口腔の老化度検査を実施後、各検査項目の結果を解析し全身の老化度と口腔の老化度の比較検討を行い口腔の老化度の基準値の設定を試みた。 1.唾液分泌量 2.口腔内検査 3.カンジダ菌検査 4.血液検査 5.血液像 6.体組成検査 7.骨密度 8.血液・唾液による酸化ストレス度・抗酸化力検査 9.唾液CoQ10検査 10.金属アレルギー検査(パッチテスト) 11.金属分析検査 12.筋力(握力) 13.問診票 まず始めに過去の文献により口腔の老化度に関する各項目(下記に記載)の基準値を定め、口腔の老化度と同時に全身の老化度を測定することにより、口腔の老化度測定と全身との関連を評価した。 1.現在歯数 2.歯周ポケット(CPI) 3.咬合力(オクールザルフォースメーター) 4.唾液分泌量(安静時・刺激時(ガム・サクソンテスト)) 5.カンジダ菌数 6.反復唾液嚥下テスト 症例数30名(男性12女性18)、平均年齢59歳を対象とし、上記の全身ならびに口腔の検査を実施した結果下記の項目に相関が認められた。 ・全身の筋力と咬合力(R^2=0.554) ・ホルモンと唾液分泌量(R^2=0.853) ・骨密度と咬合力(R^2=0.950) これらのことより口腔の老化度検査は全身の老化度を把握する一つの指標となる可能性が示唆された。口腔の老化度の指標を確立することを目的に、今後も症例を重ねて検討する予定である。
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