2006 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者における生活リズムの調整に関するケア開発とその有効性を測定する指標の検討
Project/Area Number |
18592303
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
杉山 敏子 東北大学, 医学部, 助教授 (90271957)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 良子 東北大学, 医学部, 教授 (10275498)
柏倉 栄子 東北大学, 医学部, 助教授 (60282026)
小笠原 サキ子 東北福祉大学, 健康科学部, 教授 (70361235)
田多 英興 白おう大学, 教育学部, 教授 (90045675)
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Keywords | 生活リズム / 高齢者 / 生理指標 |
Research Abstract |
本年度の全体的な目標は,(1)臨床場面でのケアとは何かという問題点の把握,(2)看護における典型的なケアの状況を実験室的に設定して生理指標の適用と評価をするための実験の遂行,(3)従来の研究で問題として浮かび上がっている瞬目の属性の利用可能性についての実験室的検討,(4)最新の技法である唾液に関する生化学的検査と免疫学的検査についてはまだ十分な技術の習得と知識の充実,(5)ビデオなどの画像資料の解析にかかわるプログラムの開発などを行うことであった. 今年度は主に(4),(5)の唾液アミラーゼに関する資料収集と,測定方法の習得,ビデオなどの画像処理とそのデータの解析方法の開発をおこなった.唾液中のアミラーゼに関しては,一時的ストレスが測定値に反映するまでの時間は数分間と反応もよく,測定に使用可能と判断された.また,画像処理のプログラムもほぼ完成し,ビデオカメラで患者を測定し,その行動を分析するツールとして利用可能なところまで達したと考えられる.(1)については文献購読などの勉強会を行ってきたが,さらに学習が必要である.(2)については予備実験の準備段階で実験用の提示システムなどの構築を行っている.(3)について実験は実施できなかったが,今まで行ってきた実験のデータをもとに瞬目の属性についての分析の仕方などを検討した.さらに「Society for Psychophysiological Research 46^<th> Annual Meeting」において瞬目の属性の解析結果などを報告した.
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