2006 Fiscal Year Annual Research Report
産褥期における子宮復古現象の観察法および子宮復古を促進するケアの検証
Project/Area Number |
18592367
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
吉田 安子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (40285010)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 知子 札幌医科大学, 保健福祉学部, 教授 (80165951)
杉山 厚子 札幌医科大学, 保健福祉学部, 助教授 (10264540)
三谷 正信 札幌医科大学, 保健福祉学部, 助教授 (70200061)
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Keywords | 子宮復古 / 産褥期 / 超音波診断 / 触診法 / 看護診断 |
Research Abstract |
平成18年度は、本研究の目的(1)助産師が行っている子宮復古状態の観察の視点を明らかにする。(3)産褥3ヶ月における子宮復古状態を明らかにする。の2点についてデータ収集及び分析を進めた。子宮復古状態の観察視点およびデータ収集方法を決定するために4月から7月にかけて関連文献の検討を行った。子宮復古を判断する指標には触診法と超音波法を中心として、これに関連する要因として、日常生活動作や悪露の変化、疲労状態(心身の状態)もあわせてデータを取ることとした。そのため、関連要因のデータに関して客観的に数量化できる手法を検討した。このうち、産褥期の悪露の変化については文献が少なかったため、悪露の変化に関して、産後どのように変化していくのかデータを収集することとした。8〜9月に悪露の変化を調査する研究計画書を作成し、神奈川県立保健医療大学の倫理審査委員会に提出し、承諾を得ることができた。総合病院の産婦人科においてデータ収集の依頼をし、10月から12.月にかけて調査を実施した。40名の褥婦(正期産で正常分娩であり出生児が健康である者)に調査用紙を配布し、25名から回答を得た。1月から3月にかけて、データの入力分析をおこなった。今回得た悪露の変化は正常産褥経過の者のみであったため平成19年度は異常産褥経過をたどった者に関して対象を拡大していく予定である。なお平成18年度には研究打ち合わせを年間12回行い、随時データ収集方法と分析方法について見直し修正を図っており、今年度も同様に研究打ち合わせを行う予定である。
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