2006 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病患者への早期看護介入による学習支援プログラムの構築
Project/Area Number |
18592383
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
山本 裕子 大阪府立大学, 看護学部, 講師 (40263272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土居 洋子 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70217610)
池田 由紀 大阪府立大学, 看護学部, 助教授 (80290196)
林田 麗 大阪府立大学, 看護学部, 助手 (10342221)
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Keywords | 看護学 / 糖尿病 / 早期看護介入 / 学習支援 |
Research Abstract |
1.学習支援プログラムに関する文献検討 目的:糖尿病診断後早期にある患者に対する学習支援プログラム案を作成するための基礎資料とする。 方法:CINAHLにより「diabetes」「newly」「nursing」「education」「program」等をキーワードに文献検索し、文献レビューを実施した。 結果:学習支援プログラムについては、個人教育と集団教育では成果に差がなく、コスト面では集団教育が優れていること、集団教育においてはプライバシーの保護とファシリテータとしての教育者の役割について考慮すべきことが明らかとなった。また、現在米国では、プライマリーケアにおける糖尿病教育の重要性と意義、方法が研究的に明らかにされており、今後日本においても、開業医レベルでの糖尿病教育の展開の必要性が示唆された。さらに、プログラムの開発について、米国では保険償還の対象とするにはADA (America Diabetes Association)の基準に基づいてプログラムを構成する必要があり、プログラム開発においてADAの基準が参考になることが示唆された。 2.プログラムの評価に関する文献検討 目的:糖尿病診断後早期にある患者に対する学習支援プログラム案の評価指標を作成するための基礎資料とする。 方法:CINAHLにより「diabetes」「newly」「education」「outcome」等をキーワードに文献検索し、文献レビューを実施した。 結果:教育プログラムの評価指標としては、身体面では「空腹時血糖値」「HbAlc」「LDLコレステロール値」「体重」「BMI」、セルフケア面では「糖尿病知識テスト」「セルフケア行動」、心理面では「健康QOL」が用いられていた。評価する時期によって用いる尺度が異なるため、本研究期間内で評価しうる尺度を用いる必要性が示唆された。 以上1.2.に基づき学習支援プログラム案および評価尺度案を作成した。
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