2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18592390
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
鈴木 志津枝 Kobe City College of Nursing, 看護学部, 教授 (00149709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 佐和 高知女子大学, 看護学部, 教授 (80199322)
斎藤 信也 高知女子大学, 看護学部, 教授 (10335599)
森下 利子 高知女子大学, 看護学部, 教授 (80174415)
大川 宣容 高知女子大学, 看護学部, 准教授 (10244774)
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Keywords | 進行がん患者 / ギアチェンジ / ターミナルケア / 援助モデル |
Research Abstract |
<研究目的> がん患者が積極的な治療をあきらめ、避けられない死に向き合い自分らしい生き方をしていけるように、医師や看護師ががん患者のギアチェンジを支える援助についてどのように理解しているのか、また、がん患者のギアチェンジを支える援助を提供していく上での阻害要因や促進要因を明らかにしていくために、次の研究計画を実施した。 <データの掘り起こしとデータ分析> 昨年度から引き続き、データの掘り起こしと分析を進めている。分析は途中段階であるが、現時点で阻害要因として、医療従事者側の要因(患者のアセスメントカの問題、情報提供の時期の問題、コミュニケーション能力の問題等)家族側の要因(患者との認識のずれ等、患者との予後に関する情報共有上の問題等)、患者側の要因(意思決定上の問題、準備性の問題等)、施設側の要因(入院期間の短縮化の問題、受け入れ施設側の問題等、連携上の問題等)などが浮かび上がってきている。促進要因としては、患者との継続的なコミュニケーション、タイムリーな患者の意思確認、患者の意思を尊重する、患者や家族への情緒的サポート、転院先(緩和ケア病棟、訪問看護ステーション)の情報の提供などが浮かび上がってきている。さらに分析を進め、カテゴリー化していく予定である。
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