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2006 Fiscal Year Annual Research Report

特定機能病院における認知症高齢者の看護のモデル化

Research Project

Project/Area Number 18592424
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOita University

Principal Investigator

三重野 英子  大分大学, 医学部, 教授 (60209723)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 末弘 理惠  大分大学, 医学部, 助手 (30336284)
横山 哲代  大分大学, 医学部, 助手 (40404389)
吉岩 あおい  大分大学, 医学部, 助手 (70363570)
浜口 和之  大分大学, 医学部, 教授 (60180931)
Keywords看護学 / 痴呆 / 特定機能病院
Research Abstract

本年度は、特定機能病院における認知症高齢者の受け入れの実態と看護上の課題を明らかにするために、特定機能病院Aにおいて、カルテ調査および看護師への質問紙調査を実施した。事前に研究者の所属機関において、倫理審査委員会の審査を受け承認を得た。
1.カルテ調査
特定機能病院Aでの認知症高齢患者の入院状況を明らかにする目的で、平成16年9月1日〜平成18年3月31日(過去2年間)の入院患者カルテを検索した。その結果、全入院患者に占める65歳以上の高齢患者の割合は43.8%、そのうち認知症の診断を受けていた高齢患者は2.0%であった。
2.認知症高齢患者の看護に関する質問紙調査
認知症高齢患者の看護に関する病棟看護師の実践経験と課題を明らかにする目的で、特定機能病院Aの小児科病棟を除く12病棟に勤務する看護師242名に対して、留め置き式質問紙調査を平成18年11月1日〜11月17日に実施した。質問紙の構成は、「対象の背景:看護経験年数、看護基礎教育の学習経験等」、「ケア過程:高齢患者および認知症高齢患者の看護プロセス」、「ケア結果:看護に対する満足感、看護上の課題」とし、過去1年間の看護実践を振り返り回答してもらった。回答数は172名(71.1%)、有効回答数は171名(70.7%)であった。
調査の結果、認知症の診断はないが認知症が背景にあると思われる高齢患者を経験した割合は66,1%、実際に認知症高齢患者を複数経験した割合は77.8%であった。認知症高齢患者の看護を経験した看護師のうち約7割が「看護が困難」と感じており、看護実践に対する満足度も低かった。
以上の調査から、特定機能病院Aでは認知症と診断された高齢患者の割合は相対的に低いものの、認知症と思われる高齢患者を受け入れている実態があり、認知症看護のニーズが高いことが確認された。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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