2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18592457
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
美ノ谷 新子 Toho University, 医学部, 准教授 (20299986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉本 正子 東邦大学, 医学部, 教授 (80226464)
福嶋 龍子 宮城大学, 看護学部, 准教授 (00299984)
峯川 美弥子 東邦大学, 医学部, 助教 (90366500)
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Keywords | 脳卒中退院患者 / 在宅療養者 / 施設療養者 / 聞き取り調査 / 退院準備 / 退院時の困りごと / 退院指導 / 退院直後の困りごと |
Research Abstract |
研究計画に沿って研究は進行中である。今年度は脳卒中退院後施設療養する者の退院時の困りごとについて聞き取り調査を実施し、現在分析中である。また、初年度に行った脳卒中退院後在宅療養する者の調査と対比させ分析しているところである。 初年度に行った脳卒中退院後在宅療養する者の退院時の困りごとのデータから以下のことが明らかになった。心身の不自由や不都合は本人・家族にとっても退院時の困りごとの大きな要因であった。心身の不自由や不都合のある者は3ヶ月以上の入院期間や転院をする者が多く見られた。しかしその間本人と家族は退院指導を受け退院準備を整えており、心配や困りごとの負担を軽減していた。患者・家族の退院時の困りごとは、物理的、精神的な準備が整わない状況で退院することにあり、本人と家族は安心して退院できる準備を整えることを求めている。 従来、医療従事者側から退院準備の必要性が論じられてきたが、患者・家族自らが療養を振り返り、当事者側のデータから準備が整わない状況での退院が患者・家族の困りごとの要因であると確認された意義は大きい。今後、施設療養患者と比較検討し、その相違を明らかにしたい。
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Research Products
(5 results)