2007 Fiscal Year Annual Research Report
グローバリゼーションの下での中国ムスリム女性のエンパワーメント
Project/Area Number |
18606007
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
小林 敦子 Waseda University, 教育・総合科学学術院, 教授 (90195769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 ますみ 敬和学園大学, 人文学部, 教授 (30308564)
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Keywords | 東アジア / 少数民族研究 / 開発研究 / 人間発達 / エンパワーメント / 中国 / ムスリム / 女性 |
Research Abstract |
2007年7月13日(小林、松本)早稲田大学で研究打ち合わせ会議、2007年の研究計画を策定。 2007年8月29日-9月3日(小林、松本) (1)寧夏回族自治区固原県、膨陽県、同心県、頸源県、中衛県における、女性教師実態調査、及び固原師範卒業生の追跡調査の実施。北方民族大学教授武宇林女史が同行。 (2)甘粛省臨夏市及び蘭州市におけるイスラーム女学調査。寧夏社会科学院イスラーム研究所馬平研究員が同行。 2007年10月27日(小林、松本)早稲田大学にて研究打ち合わせ会議 2007年11月25日(小林、松本)早稲田大学にて、国際シンポジウム<移動する中国ムスリムーヒトと知識と経済を結ぶネットワークー>開催。中国、台湾からパネリストを招聘。松本ますみ発表、新保敦子司会 2007年12月22日-12月29日(小林、松本) (1)巨大卸売り市場のある義烏でフィールドワークを実施。調査内容は、寧夏におけるイスラーム女学卒業生の追跡調査。同地には、中近東諸国から商人が多数駐在しており、イスラーム女学出身者がアラビア語の通訳として活躍している。給与は寧夏で働くよりも、かなりいい条件である。同地はムスリムが多く、ムスリムが生活する上でも良好の環境である、との調査結果を得た。 (2)上海における、青海省、及び新彊からの出稼ぎムスリムの実態調査。 2008年2月28日(小林)雲南省社会科学院で開催された、国際シンポジウム<中国農村における貧困発生のメカニズム及びその対策>において、報告。 2008年3月26日-3月28日(小林)上海における中国内陸部からの出稼ぎムスリムへのインタビュー調査。 2008年3月29日(小林、松本)早稲田大学での研究打ち合わせ会議。最終年に向けての研究計画を立案。
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