2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18652004
|
Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
田村 公江 龍谷大学, 社会学部, 教授 (60309119)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鍋島 直樹 龍谷大学, 法学部, 教授 (90198375)
柿本 佳美 大阪産業大学, 教養部, 非常勤講師 (70399088)
細谷 実 関東学院大学, 経済学部, 教授 (10209249)
荒谷 大輔 江戸川大学, 社会学部, 講師 (40406749)
|
Keywords | 倫理学 / 哲学 / 仏教学 / 性 / 生殖 / 性意識 / 青年 / アンケート調査 |
Research Abstract |
本研究は、性をめぐる学術的研究を踏まえて現代の日本社会における望ましい性のあり方を検討すること、そして市民を読者対象とする著書を出版することを目的としている。本年度はこの目的のために、1泊2日の定例研究会を年4回行い、また性に関する調査を主な目的とする分科会活動を行った。 1.定例研究会の構成は、メンバーによる学術的研究発表と、性をめぐる現場の専門家(ゲスト講師)の発表。 (1)6月例会(2006年6月3日、4日) メンバー全員による手がけたいテーマの発表、企画運営会議、分科会の打ち合わせ。 (2)9月例会(2006年9月10日、11日) メンバー発表(鍋島直樹)「仏教生命観察の特質-縁起思想の意義」 メンバー発表(細谷実)「文化的存在における多様性と画一性」 ゲスト講師(森岡正博氏)とのフリーディスカッション「『感じない男』をめぐって」 (3)12月例会(2006年12月16日、17日) メンバー発表(田村公江)「性教育に関する倫理学的考察」 ゲスト講師(草柳和之氏)発表「DVについて、および暴力というものについて」 (4)2月例会(2007年2月15日、16日) メンバー発表(荒谷大輔)「ドゥルーズ=ガタリの経済学批判」 メンバー発表(川畑智子)「青年の性意識調査について」 ゲスト講師発表(キム・ミョンガン氏)「性教育、性についての相談事例」 2.分科会では、青年の性のあり方に照準を絞り、量的調査(アンケート)を作成した。なお次年度後半には質的調査(インタビュー)を行う。分科会の活動は以下のとおり。 (1)メンバー:田村公江、細谷実、川畑智子 (2)ミーティング:東京および京都で通算8回 (3)活動内容:アンケート作成、学生等28人にプレテスト、社会調査および統計学専門家への相談、校正作業 (4)成果物:カバーレター、アンケート本体(43問)、インタビュー協力要請の呼びかけ文、インタビュー応募用紙、返送用の封筒
|
Research Products
(10 results)