2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18652004
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
田村 公江 Ryukoku University, 社会学部, 教授 (60309119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鍋島 直樹 龍谷大学, 法学部, 教授 (90198375)
柿本 佳美 大阪産業大学, 教養部, 非常勤講師 (70399088)
細谷 実 関東学院大学, 経済学部, 教授 (10209249)
荒谷 大輔 江戸川大学, 社会学部, 准教授 (40406749)
川畑 智子 北海道大学, 大学院・医学研究科, 非常勤講師 (90374256)
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Keywords | 倫理学 / 哲学 / 仏教学 / 社会学 / 性意識 / 青年 / アンケート調査 / インタビュー調査 |
Research Abstract |
本研究は、性をめぐる学術的研究を踏まえて現代の日本社会における望ましい性のあり方を検討すること、そして市民を読者対象とする著書を出版することを目的としている。本年度はこの目的のために、全体研究会を1回開催し、分科会において量的調査(「青年の性意識に関するアンケート」)と質的調査(「青年の性意識に関するインタビュー」)を実施した。詳細は以下のとおり。 1.全体研究会 性をめぐる現場の専門家(ゲスト講師)の講演と作品(DVD)鑑賞の後、全体討議を行った。ゲスト講師は下記の2氏。 ・森あい氏(「あくまで実践 獣フェミニスト集団FROG」のコアメンバー) ・塩安九十九氏(DVD「まんこ独り語り(初級編)」を制作した映画監督) 2.分科会 青年層を対象として、北海道、関東、関西の3地域において、量的調査(アンケート)と質的調査(インタビュー)を実施した。これらのデータは次年度に分析する。また、その成果を著書等に反映させる。 (1)メンバー:田村公江、細谷実、川畑智子、田中俊之 (2)調査に関する作業:ミーティング(東京で3回)、アンケート・コーディング作業(京都で3回)、自由記述欄入力作業(京都で1回)、助言と参考資料を得るための出張(福岡1回、東京1回)、インタビューのプレテスト(2回) (3)調査実施数 ・量的調査:3000部作成したアンケート票のうち2484部を配布して、376部の回収を得た。 ・質的調査:アンケート配布物にインタビュー協力応募用紙を同封して協力者を募った。42名からインタビュー協力応募を受け、そのうち29名にインタビューを実施した。 (4)成果物:実施マニュアル性に関する調査を実施する際には、被調査者に対して、調査に協力するかどうかの自己決定の尊重、及びプライバシー保護が欠かせない。これらを確実なものとするために下記の実施マニュアルを作成して、調査員全員が遵守した。これらは、今後、同様の調査を実施する際に活用できる。 ・アンケート編 配布物のセッティング方法/配布する前のアナウンス原稿/配布する際に着用する「調査員」の腕章/配布を補助するアルバイトへの事前講習マニュアル/アンケート配布記録シート ・インタビュー編 インタビューを始める前のアナウンス原稿/インタビュー記録シート
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