2007 Fiscal Year Annual Research Report
保健医療分野におけるデータアーカイブ構築のための検証研究
Project/Area Number |
18659152
|
Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
米林 喜男 Niigata University of Health and Welfare, 社会福祉学部, 教授 (40053136)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 正道 中央大学, 文学部, 教授 (30142326)
藤澤 由和 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (70387330)
濱野 強 新潟医療福祉大学, 社伝福祉学部, 講師 (80410257)
|
Keywords | 医療・福祉 / データアーカイブ |
Research Abstract |
本研究においては、保健医療分野におけるマイクロデータ(個票レベルの調査データ)の一般への広い公開による二次利用の促進に関して、こうした取り組みがすでに先行している欧米諸国における動向を踏まえながら我が国の現状と問題点について整理を行ない、調査データの二次利用制度(以下、データアーカイブとする)の構築の可能性について広く検討することを目的としているものである。 平成19年度においては、平成18年度に得られた先行している調査データの二次利用に基づく研究展開に関する知見に基づき、より広範囲な形で二次データを用いた調査研究に関して検討を行ったものである。具体的には、「General Social Survey」、「EuroBarometer」、「AsiaBarometer」、「七カ国国際比較調査」、「東アジア価値観国際比較調査」などに焦点をあて、その調査の特徴と、データの活用可能性について検討することを通して、わが国における保健医療分野での調査データの二次利用の仕組みに関する議論と検証を行った。 こうしたなかで、健康関連分野においては、徐々にではあるが個人情報の保護を加味した形で健康関連データがデータアーカイブへと寄託され、さらには広く一般への利用を促進している現状が明らかとなった。今後はこうした知見を踏まえると、その目的や意義をより明確にしたうえで、わが国における具体的な公開方法に関する技術的な側面に関しても同時に検討していくことにより、今後の化課題がより明確になるものと考えられた。
|
Research Products
(1 results)