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2006 Fiscal Year Annual Research Report

矯正用非磁性体金属の開発

Research Project

Project/Area Number 18659556
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

誉田 栄一  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30192321)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉田 みどり  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教務員 (30243728)
前田 直樹  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (10219272)
Keywords金銀パラジウム合金 / 磁化率 / MR撮影 / 金属アーティファクト
Research Abstract

歯科用合金のうちで、最も金属アーティファクトが少ない合金を、著者らの従来の研究論文(Shafie F, Honda E et al. J Dent Res 2003)から選択した。合金としては、金銀パラジウム合金で歯科鋳造用金属として用いられているものであった。この金属の磁化率測定を行うと、非常に値が小さく、わずかに+の磁化率を有していることがわかった。臨床用MR装置(1.5T)で撮影を行い、金属アーティファクトの大きさを調べたところ、金属アーティファクトが生じにくいとされているチタン合金と比べてはるかに少ない量であることがわかった。MRにおける撮像はスピンエコー系のシークエンスと、磁化率に影響を受けやすいグラジエントエコー系のシークエンスの2種類を用いて行った。グラジエントエコー系でわずかに金属アーティファクトが見られたが、非常に少ないことが示された。この金属は+の磁化率を有することから、磁化率を0に近づけるために、一の磁化率を有する金属の選択を行った。金または銀が有望とされたので、今回の実験では、金の量を調節して磁化率を0にする方向で実験を行った。もとの合金に金を5%質量比で添加を行い、サンプルを作製した。金の添加によっても、合金の均一性は視覚的には均一で溶解ができた。この新しくできた合金を用いて同様にMRの撮像を行った。MR画像の結果から、5%金添加合金はさらに金属アーティファクトが少なくなり、ほとんど磁化率が0であることが推察された。今回の実験から、金銀パラジウム合金に5%前後の金添加により、磁化率が0となる合金作製が可能であることが示された。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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