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2006 Fiscal Year Annual Research Report

看護治療技術育成のためのリンパドレナージ手法訓練モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 18659659
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

奥津 文子  京都大学, 医学部, 講師 (10314270)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 赤澤 千春  京都大学, 医学部, 助教授 (70324689)
星野 明子  京都大学, 医学部, 助教授 (70282209)
江川 隆子  京都大学, 医学部, 教授 (40193990)
荒川 千登世  明治鍼灸大学, 看護学部, 講師 (10212614)
Keywordsリンパ浮腫 / 徒手リンパドレナージ / 看護治療技術 / 訓練モデル
Research Abstract

リンパ浮腫の発症、進展を予防するためには、患者自身によるセルフケア行動の確立が大きな役割を占める。今年度は、「看護治療技術育成のためのリンパドレナージ手法訓練モデルの開発」を行うための第一段階として、リンパ浮腫患者のセルフケア行動を把握する目的で、聞き取り調査を実施した。その結果、患者達は浮腫を「仕方のないもの」として受け止め、「ただ辛抱するしかない」とあきらめ、「もっと悪化するのではないか」と不安を抱えながら毎日を過ごしている実態が明らかになった。
さらに、当大学の「女性のこころとからだの相談室」において、研究分担者がリンパ浮腫患者に対して徒手リンパドレナージおよびセルフケア指導を1年間継続して実施した。援助内容は、(1)リンパ浮腫に関する情報提供、(2)日常生活で行うスキンケア・セルフマッサージの指導、(3)圧迫衣(ストッキング)の選定、(4)徒手リンパドレナージの実施などである。また、浮腫部分の繊維化が進んでいる患者に対しては、日常生活における工夫や衣服の指導、介入頻度を増やすなど、援助をより強化した。その結果として、介入がリンパ浮腫患者のセルフケア行動向上に貢献でき、リンパ浮腫の悪化が予防できることを確認した。
その一方で、看護学生や臨床看護師がリンパドレナージ手法を訓練するための人体模型(フットシュミレーター)を作製・検討した。平成19年度は、この人体模型の完成と人体模型を用いた指導とその評価方法についての確立に向けてさらに検討する予定である。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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