2006 Fiscal Year Annual Research Report
保健師による子育て支援のためのネットワークの構築と実用化に関する検討
Project/Area Number |
18659694
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Research Institution | Beppu Mizobe Gakuen College |
Principal Investigator |
赤星 琴美 別府溝部学園短期大学, 社会福祉学部, 教授 (80413673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤星 哲也 日本文理大学, 工学部, 教授 (50279395)
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Keywords | 子育て支援 / 母子保健 / 予防接種 / 情報技術(IT) / 携帯電話 |
Research Abstract |
平成18年度は、平成19年度の実証実験で用いる「子育て支援携帯ネット」の実システムのシステム設計並びにシステム開発を行った。具体的には、次の2つの独立したシステムからなる実証実験用実システムを開発した。 (1)携帯電話メール自動配信システム Windowsクライアント上の単体アプリケーションとして、Python言語を用いて開発した。本システムは、実証実験の期間中(8週間)、毎週1通の割合で、実証実験参加者にメールを自動配信するシステムである。実証実験参加者のデータベース情報から、各参加者の予防接種状況を取得し、その接種状況を手がかりに、次回の予防接種の通知情報をシステムが自動生成、これをメール本文に埋め込む形でメール本文を作成し、実証実験参加者の携帯電話宛に自動送信する。配信メールには半角250字という文字制限があるため、必要な情報を制限文字数内で伝えることができるようにタイトル、レイアウトを工夫した。配信メール内容には、特に「個別性」を高めるため、メール本文内に送信先の個人名の明記、個人毎の次回予防接種の通知または確認の文章を入れた。 (2)携帯電話向けWebサイトシステム 当初はビルダー系ソフトを使用して静的なWebページとして作成することを前提に作業を進めていたが、週単位・月単位で情報を入手で更新する必要があるため、情報更新のしやすさを考慮して、Wikiクローンシステム「Pukiwiki」を導入することとし、これをレンタルサーバー上に設置し、実証実験用の各種提供情報をWikiクローンシステム上で公開できるようにした。本サイトの週単位で更新する情報としては、「どげかえ子育て」コーナー・「感染症発生動向」コーナー・「すこやか情報」コーナーであり、月単位で更新した情報としては、メール配信月の集団健康診査、個別健康診査、育児相談、電話相談、イベント情報に関する情報であった。また、予防接種の必要性、接種を受ける順序、ワクチンの種類と特徴、副反応の有無、接種前後の注意事項、各予防接種の特徴等からなる基本的なデータベースとしての情報「予防接種豆辞典」を作成した。
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