2008 Fiscal Year Final Research Report
The Modern Media and Narcissism : a Study of"Literary Representation System"
Project/Area Number |
18682002
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
ヨーロッパ語系文学
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
MORIMOTO Athuo Hitotsubashi University, 言語社会研究科, 准教授 (90283671)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 近代文学 / メディア / ナルシシズム / 表象 / 象徴主義 |
Research Abstract |
私的領域と公的領域の近代における交錯のありようを、19世紀後半から20世紀前半のフランス文学を対象に、ナルシシズムとメディアの問題として考察した。ローデンバック、マラルメ、ヴァレリー、ジッド、ルイス、ギャスケなどについて具体的な考察を行い、ナルシシズムがメディアへと接続されていく様子を観察することができた。そこから、問題は、近代人が自分の生の痕跡を残そうとする「生表象の空間」として捉えなおすことができることが分かり、新たな研究の領域が明らかになった。
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Research Products
(9 results)
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[Remarks] 《翻訳》森本淳生・塚本昌則・松田浩則・山田広昭による共訳、「アンドレ・ジッド、ピエール・ルイス、ポール・ヴァレリー『三声による往復書簡集 一八八八-一九二〇』翻訳の試み(二)」、『人文・自然研究』第3 号、一橋大学大学教育研究開発センター、2009、p. 174-349.
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[Remarks] 《翻訳》森本淳生・恒川邦夫、塚本昌則、松田浩則、山田広昭による共訳、「アンドレ・ジッド、ピエール・ルイス、ポール・ヴァレリー『三声による往復書簡集 一八八八-一九二〇』翻訳の試み(一)」、『人文・自然研究』第2 号、一橋大学大学教育研究開発センター、2008、p. 4-175.