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2006 Fiscal Year Annual Research Report

両面ディスプレイによるコンテンツの操作,閲覧に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18700129
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

中村 聡史  京都大学, 情報学研究科, 研究員 (50415858)

Keywordsユーザインタフェース / ディスプレイ
Research Abstract

本研究では,人間とコンピュータ上のコンテンツとの関わりをより自然なものとするため,生活の中で人間がすでに慣れ親しんでいる紙の表裏の関係に注目し,板状コンピュータの両面に直接操作可能なタブレットディスプレイを備えた両面ディスプレイシステムを実装した.各ディスプレイは独自の役割をもってコンテンツの各様相を表示する.ユーザはシステムをひっくり返すことによりユーザ側のディスプレイを切り替え,各々のディスプレイに表示されているコンテンツを確認,操作することができるようなものである.コンテンツの表示形態としては「二面性のあるコンテンツ(オブジェクトの表裏などの物理的な二面性,クイズの問題と答えやよい評価と悪い評価などの意味的な二面性)」と「空間性のあるコンテンツ(姿勢センシングにより回転方向を取得することで空間性のあるコンテンツを閲覧する)」という二つのものが考えられる.本システムの有用性を明らかにするため,タブレットPC(A4サイズ)のもの,PDAサイズのものについて両面ディスプレイシステムのハードウェアを実装し,実際にアプリケーションが動作可能な環境を整えた.そのうえで,二面性のあるコンテンツの閲覧システムおよび図形描画システム,デジタルブック閲覧システム,インタラクティブ紙芝居システム,地図閲覧システムなどを実装した.特に図形描画システムについては,実際にキャラクタデザイナなどの方に利用していただき,その有用性を明らかにした.また,インタラクティブ紙芝居システムについては実際にコンテンツを作成し,小学校などで利用テストを行いその有用性を明らかにした.一方,本システムをウェブ検索に適応し,表では通常のウェブ閲覧,裏ではリランキングのためのコントロールを行う仕組みを実現するため,ユーザ操作に基づくウェブ検索結果のリランキングシステムなどを実装した.

  • Research Products

    (2 results)

All 2007 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 編集操作を利用したウェブ検索結果の最適化2007

    • Author(s)
      山本 岳洋, 中村 聡史, 田中 克己
    • Journal Title

      電子情報通信学会データ工学ワークショップ(DEWS 2007)論文集

  • [Journal Article] Reversible Display:回転動作を利用した空間コンテンツの閲覧2006

    • Author(s)
      中村 聡史
    • Journal Title

      FIT2006(第5回情報科学技術フォーラム)情報技術レターズ

      Pages: 337-340

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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