2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18700224
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
郭 沛俊 Yokohama National University, 経営学部, 准教授 (60325313)
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Keywords | 可能性理論 / 可能性分布 / 可能性意思決定法則 / 区間確率 / ファジィDEA / ラフ集合 / データマイニング |
Research Abstract |
(1) 不確実性下で、複数の属性を持つ評価対象をランキング付けるためのモデルを提案した。ファジィ数理計画問題を用いて、線形計画法に基づき、各属性の重みが求められ、より客観的に各対象の総合評価を得ることが出来る。提案したモデルを日本式焼肉屋の出店問題に適用した。現地調査データと出店計画に基づき、提案したモデルを用いて、適切な出店立地を決めることができた。 (2) ラフ集合理論をベースにした新たなマーケティング分析方法を提案した。ラフ集合理論に基づきデータマイニングシステムを開発した。開発されたシステムを用いて、実際の不動産市場のアンケート調査データを分析し、顧客の購買特性を表すIF-THENルールを導き出すことができた。得られたルールを用いて、市場をセグメント化し、標的市場を選択することで、効果的にマーケティング戦略を策定することが可能となった。 (3) 区間確率の同定法を線形計画法と二次計画法によって提案した。区間確率において、区間値平均、区間値分散などの性質を調べた上で、区間確率に基づく意思決定法を提案した。提案した意思決定方法を新聞売り子問題に適用し、その有効性を示した。 (4) 可能性情報の下で、可能性度合、可能性測度、必然性測度を意思決定選択肢の重みと見なして、新たな意思決定法則を提案した。提案した意思決定法則を用いて、新製品発売において、新たな在庫モデルを提案した。 (5) 不確実性下での上位意味決定モデルを提案した。意味決定者から与えられた幾つかの目標の柔軟性を可能性分布により表す。線形計画法問題を用いて、意思決定変数の可能性分布を求めるモデルを提案した。これにより、目標の柔軟性を意思決定変数の柔軟性により反映ことが出来る。
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Research Products
(8 results)