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2006 Fiscal Year Annual Research Report

スギの歴史をスギにいる虫の遺伝子で調べる

Research Project

Project/Area Number 18780127
Research InstitutionForestry and Forest Products Research Institute

Principal Investigator

加賀谷 悦子  独立行政法人森林総合研究所, 森林昆虫研究領域, 研究員 (70353729)

Keywordsスギ / ミトコンドリアDNA / マイクロサテライト / 系統地理 / スギカミキリ / 甲虫 / 分子生態学 / 材質劣化害虫
Research Abstract

スギカミキリの標本を収集し,プロジェクトを通じて必要な個体を入手した。これらの個体のDNAを長期間保存するために、脚を切断しエタノール液浸処理をした後に保管した。
(AC)nと(AG)nの混合の遺伝子座および、(TC)nと(AC)nの複合の遺伝子座を目的遺伝子領域として、マイクロサテライト遺伝子マーカーの作成に着手した。はじめに、マツノマダラカミキリの純度の高いDNAを抽出し、制限酵素処理をすることでゲノムを断片化した。それらの断片にアダプターを負荷することにより、ライブラリーを構築した。ライブラリーをテンプレートにして、(AC)6(AG)5もしくは(TC)6(AC)5とアダプターに対応するプライマーによりPCRをし、複合マイクロサテライト遺伝子座を含む領域を増幅した。良好な増幅が認められたため、PCR産物をクローニングして各断片を単離した後、ダイレクトシーケンスにより塩基配列を決定し、得られた配列からプライマーを設計した。蛍光標識した上記の複合マイクロサテライトDNAプライマーと対にして、次年度以降のゲノタイピングに用いる。しかしこれらのマーカーのうちいくつかは増幅が悪く、多型頻度が期待以下であった。そのため,ビオチンバインディングによる,磁石を用いた濃縮法で現在マーカーの再開発を進めている。
また、来年以降ミトコンドリアDNAとマイクロサテライト領域の解析を進めるために、Nested Clade AnalysisやIsolation by Distance等の手法を習得した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 落雷被害地におけるヒノキ集団枯死後の穿孔性害虫被害2006

    • Author(s)
      加賀谷悦子, 軽部勲夫, 槙原寛
    • Journal Title

      日本森林学会関東支部大会発表論文集 57

      Pages: 223-224

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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