2008 Fiscal Year Final Research Report
A Quantitative analysis on risk management on Food safety crisis
Project/Area Number |
18780167
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Agro-economics
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
UJIIE Kiyokazu The University of Tokyo, 大学院・生命環境科学研究科, 助教 (30401714)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2008
|
Keywords | 食品安全問題 |
Research Abstract |
近年、食品安全問題が頻発する中で,食品安全を担保する消費者行政の拡充が求められている.そこで本研究では,(1)食品の品質情報についての非対称性への対応策として,食品ラベル制度の消費者評価(2)食品安全事故による外部経済性,について分析をおこなった. 本研究の分析は次のとおりであった. まず『無知の費用』の概念に基づいた食品表示制度による消費者便益の分布を推定し,社会的合意形成のあり方によっては,表示内容のオーバースペックを誘引してしまう可能性を指摘した.また,冷凍食品を題材とし,実際に起こった食品安全事故前後の消費動向を分析し,責任企業以外にも事故の影響が広がっていることを指摘し,安全事故の外部経済性の存在を示した.
|
Research Products
(7 results)